コントに定評のあるトリオ・我が家ですが、昨今は3人で活躍する姿をほとんど見ることはなくなりました。それはツッコミ担当の杉山裕之さんに問題があるからだそうです。10日深夜放送『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、我が家のボケ・ネタ作りを担当する坪倉由幸さんが杉山さんと谷田部俊さんとの現在の関係を吐露。3人で解散も視野に入れた話し合いを繰り広げ、大きな話題を集めています。
酒癖の悪さ
坪倉さんはピンで活躍、俳優としてもドラマ出演を果たすなど順風満帆な芸能活動を重ねています。しかし事務所の先輩でもあるアンガールズ・田中卓志さんは「ほっといたらヤバい。解散もあり得る」と、トリオとしての将来への不安を吐露したのです。
大きな原因は、田中さんも「酒飲んだらモンスターになる」と指摘するほどの杉山さんの酒癖の悪さです。相当な絡み酒とのことで、これまでも酒が原因で坪倉さんと衝突、周囲の芸人にも大きな迷惑をかけてきたのです。そして、以前の『ロンハー』で杉山さんの禁酒を決定しました。しかしその後、同番組MCのロンドンブーツ1号2号・田村淳さんから、番組外で「もう禁酒しなくていいんじゃない?」と許可が出たことで飲酒を再開、問題を起こしていると明かされたのです。
ネタ作成も担当する坪倉さんは「杉山をイジって笑いになる。我が家には杉山が必要」としながらも、「自分の心が狭いのだが、なんで杉山をオイしくしなきゃいけないんだってなる」と嫌悪感も滲ませました。
この原因は酒席での出来事にあったようです。いつもの絡み酒で後輩のブルゾンちえみさんに説教し泣かせてしまった杉山さん。それを知った坪倉さんがブルゾンさんに謝るよう注意したのですが、「お前に関係ない」「お前のそういう感じが面白くない」と杉山さんは逆ギレし、解散まで話が発展していったようです。坪倉さんは家族持ちの谷田部さんの意見も聞くべきと判断し、その場に谷田部さんを呼びます。谷田部さんが仲介に入り、なんとかその場はおさまったものの、その後も特に謝罪もなくモヤモヤしたまま日々が過ぎていったのです。
それから数ヶ月後、再び酒席で声が大きくなってきた杉山さんを注意した坪倉さん。すると、杉山さんは火のついたタバコを坪倉さんに投げつけ、「コイツ腹立つわ」とキレだしてしまいました。坪倉さんが「好きなようにしろ。殴りたいなら殴れよ」と返すと杉山さんは本当に殴ったそうで、この一連のやりとりで「もうダメだ」と呆れた坪倉さんは解散を意識、前述の「なんで杉山をオイしくなくちゃいけないんだ」という嫌悪感に繋がったと明かしました。そうして特に進展のないまま1年半の月日がたったのです。
杉山の決断は
その後、杉山さんと谷田部さんが登場。坪倉さんは「酒をやめるか、我が家をやめるか」提案しますが、杉山さんはどうしても酒はやめられないと悩み、なかなか決断を下せません。「お笑いがしたい」と主張する杉山さんに坪倉さんは「じゃあやめろよ、酒」と切り捨てました。それでも「両立は出来ない?」と危機感を持たない杉山にさん、「出来ないよお前じゃ。10年出来ないんだから」と本気で説教しました。どれだけ注意しても、最後まで「酒をやめる」と言えなかった杉山さんは、「外では3杯まで」の制限を設けて、二度と周囲に迷惑をかけないと誓ったのです。これを破ったとき「我が家を解散する」ことで話はまとまったようです。かつて大活躍していた我が家が、ほぼ活動休止状態になった一因に「杉山の酒癖の悪さ」があることは間違いないでしょう。