アルツハイマーは記憶を失くしていくだけに残酷な現実が待ち受けることもしばしば。そんな中、とある家庭でアルツハイマーを患っている祖母が日々の記憶を忘れてしまっていたとのことですが、ひ孫を自身の胸に抱いた途端、子守歌を歌い始めたとのことで家族も思わずビックリしてしまったようです。
アルツハイマーにかかり日々の記憶を失っていく祖母
それはアメリカでの出来事。アルツハイマーにかかった88歳の祖母のエピソードが現地で話題になったようですが、祖母は日に日に症状が進行していき、今となっては家族の名前や、最近起こった出来事さえも忘れてしまったようです。しかし、とある日に自身のひ孫を抱いた途端「奇跡」が起こったとのこと。
それは、かつて孫に聴かせてあげていた子守歌でした。家族の名前さえも忘れてしまった祖母でありながらも、ひ孫を抱いた途端にかつての記憶が思い出されたようです。家族は今となっては祖母の記憶に関しては「仕方のないことだ」と割り切っていたようですが、それだけに子守歌を歌い始めたことに驚いてしまったみたいですね。
思わず泣いてしまったという家族
このような祖母の歌声を聴いた孫娘(子どもの母親)は思わず涙が。歌詞やメロディーを完全に思い出しては歌う祖母に、ひ孫も心地よいのかスヤスヤ寝ていますね。このような祖母の動画がネット上に投稿されると一気に拡散。「感動する」「こんな奇跡も起こるんだな」など、多くのコメントが寄せられました。
アルツハイマーというのは残酷にも家族とのかけがえのない思い出さえも奪ってしまいます。しかし、かつて自身の子どもや孫に歌い継いできた子守歌は忘れることがなかったようです。現実的にアルツハイマーの進行を止めることはできませんが、その一方で祖母の家族を愛するという感情はいまだ頭の中に埋め尽くされていたようです。
まとめ
このように、アルツハイマーにより日々の記憶を忘れていく祖母であっても、子守歌だけは忘れることはなかったようです。今となっては家族の名前さえも忘れてしまった祖母でしたが、家族への愛自体はいまだ根付いており、それに関してはアルツハイマーもかなわない、といったところでしょうか。