ある10歳の小学生が、大人の男性に刃物で刺されて、息を絶えた事件が発生して、中国社会が大騒ぎとなっています。
5月12日(現地時間)、中国メディアのソフは、自身の娘をいじめる生徒に復讐しようと、刃物を持ってきて、10歳の小学生を刺したことで、お父さんが警察につかまえられたと報道しました。
報道によると、該当事件は5月10日午前9時頃、中国江西省のシャンラオ市で発生しました。
当時、加○者のワン氏(40歳)は、10歳の娘が通っている小学校に刃物を持って行きました。
最初から彼の目標は、一人の10歳の子どもでした。それは、これまでに彼の娘をいじめ、苦しめてきた10歳の少年のリュウでした。
小学校に来たワン氏は真っすぐに娘の教室へ向かい、リュウくんを見つけた後にその場で刃物で刺したことが分かりました。
事件が発生した直後、リュウくんは直ちに病院に運ばれていったが、身体にできた傷があまりにもひどいもので、最終的には帰らぬ人となったことが分かりました。
当時、現場にいたクラスメートたちは目の前で起きた悲劇に驚きを隠せず、生徒たちと先生たちの両方が深刻なトラウマを訴えていたことが分かりました。
警察による調査の結果、ワン氏は最近、娘が学校でいじめられていることを知り、愛する娘が苦しんでいる姿を見て、怒りと悲しみを抑えられずにいじめっ子生徒にこのような行動をだしてしまったのでした。
自分の行動に関して、ワン氏はこのように話しました。
「あなたは息子を失った。しかし、私は、あなたの息子のせいで苦しんでいる娘の姿を、毎日のように長い間見てきた」
このような衝撃的な事件に、中国現地では「このような方法で報復しなければならなかったお父さんを理解することができる」という立場と、「10歳の男の子を○害した犯○者なだけ」という立場に分かれて、議論が続いていました。
現在のワン氏は自分の行動をすべて認めていることが分かりました。
また、彼が主張している通りに、娘とリュウくんの間に、何が起こったのかについて調査中であることが分かりました。
一方、教育当局は学校の校長を解任し、学生の心理安定のための心理カウンセラーを雇ったことが分かりました。
なお、事件が発生した教室に関しては、当分の間は閉鎖されると伝えられました。