ロシア通で知られる日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74)が12日、自身のブログを更新。11日に行われた主要7カ国(G7)による緊急首脳会議でウクライナが非難対象にならなかったことに疑問を呈し、ネット上でも物議を醸しています。
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ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから7カ月以上が経過。8日にはロシアが併合して「不可分の領土」と主張するクリミア半島とロシア本土を結ぶ支配の象徴、クリミア橋が爆発。ロシアのプーチン大統領は「ウクライナによるテロ」と断定し、報復としてウクライナ全土に大規模ミサイル攻撃を実施しています。
また、11日夜に先進7カ国(G7)首脳がオンラインで緊急会合を開き、ロシアを非難する声明を出しました。この件について、鈴木氏は「ウクライナ問題解決、停戦に何か新しい提案、発表がなされるのかと期待したが、なんとロシアに対する批判、非難でしかなかった」と述べたうえで、「クリミア橋がウクライナ情報機関の仕業とするなら、そちらも非難対象ではないのか」「このことによってロシアは強い対抗措置を取ったのだ」と持論を展開。
ウクライナを非難対象にしないことを問題視しました。その上で「新たに制裁措置も取っているが、いかにさまざまな制裁措置をしても紛争は終わらない。停戦、双方が銃を置くことが急務ではないか。」「世界の主要国の首脳会議で停戦すべきとの声が出なかったことに落胆した次第だ。一にも二にも停戦しかない。」とも強く非難。
「77年前の日本が歩いた悲惨な道をウクライナにしてほしくないし、やらせてはいけないとつくづく思うものである。」と記しました。胸の内を明かした鈴木氏ですが、あくまでもウクライナ側から停戦すべきという立場から、ウクライナが先に銃を置くことを求めているようですね…。ロシア通ならではの鈴木氏の批判にネット上ではこんな声があがっています。
「民間に無差別報復していることも含め、ロシアが一方的に悪いという評価となるのはブルーチームでは至極当然では?ムネオはここで逆張りして知名度(悪名)を上げる必要は無いよ。もう十分分かったから、大人しくしていてくれ。」
「民間人や民間施設自体をターゲットにした攻撃は完全に国際法違反の案件です。 維新の会はこの人物の発言内容を党として容認しているのでしょうか?」
「同じ日本人として、この方の不見識は本当に恥ずかしいです。」
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