4月8日(月)、ロックバンド「ヒトリエ」のボーカル&ギター、wowakaさん(享年31歳)が急性心不全で亡くなったことがヒトリエの公式サイトで発表されました。
ヒトリエの公式サイトは、「訃報」という書き出しで、
「ヒトリエのボーカル・ギターのwowakaは、4月5日に急性心不全のため、永眠致しました。享年31歳でした。謹んで皆様にお知らせ致します」と報告。
葬儀は、遺族の意向により近親者のみで執り行われたそうです。
ヒトリエは、「ボカロP」としてニコニコ動画で活躍していたwowakaさんを中心に2011年に結成したロックバンドで、2014年にシングル「センスレス・ワンダー」でメジャーデビューしました。
公式発表後、wowakaさんの公式Twitterには最後の投稿となった4月1日の「令和きれいだー」というツイートに、「まだまだwowakaさんの声聴きたいんだよ」などファンからの惜別のメッセージが溢れた。
ヒトリエは現在、全国ツアーの最中でしたが、中止になりました。
同バンドは6日、全国ツアー『ヒトリエ TOUR 2019 “Coyote Howling” 』の京都・磔磔公演(6日)と岡山・CRAZYMAMA 2nd Room公演(7日)を「メンバーの諸事情により」中止すると発表しましたが、実際この時にはすでにwowakaさんが亡くなっていたそうです。
今後も北海道や福岡などで公演が予定されていたが、全国ツアー及びすべてのイベント出演もキャンセルとなります。チケット代金の払い戻し等については、後日発表されるとのことです。
また、ンバー・スタッフ一同「突然の悲報に接し、現実を受け止められない状況」と伝え、「バンドの今後の活動については現在未定ですが、イガラシ、シノダ、ゆーまおの各メンバーは、これからも音楽活動を続けてまいります」としている。
メンバーのコメント全文は次の通りです。
今だってまだ、ステージでwowakaがギターを弾き始めるあの瞬間を待ってる。
客席にはみんなが居て、右手を振りかぶったリーダーがでかい音を出したら、人生で1番幸せな時間が始まる。
どれだけ虚勢を張ったって、正直まだ、何も手につきません。
腹は減らないし、うまく眠れもしません。
wowakaと出会ってからのことをしっかり思い返すことも出来ません。
涙は止まりません。
もう4人での演奏を見せられないこと、本当にごめんなさい。
それでもおれはこの世で唯一のwowakaが選んだベーシストだから、wowakaが好きだと言ってくれたベースを鳴らすことを絶対に止めません。
リーダーいつでも聞きにきてよ。
おれ明日もうまくなるよ。
イガラシ
リーダーごめん、ジャズマスもうちょい借りるね。
いつんなるかわかんないけどちゃんと返すから、あっちで待っててくんねえかな。
シノダ
wowaka、あまり俺たちの事を長く深く話すようなことなんて特にないんだけどさ、wowakaが曲を作って、俺たちが楽器を持って、曲が出来上がって、ライブで演奏して、音を鳴らしているあの時間は、本物だったな。あと、良い音が出るって最高だよな。
俺の伝わらない文章で不器用なことばかり言って困らせてごめん。
ありがとうね。俺これからも頑張るわ。
ゆーまお
心よりご冥福をお祈り申し上げます。