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ヒース・レジャーがダークナイトで見せた「最高のジョーカー」


映画「ダークナイト」でヒース・レジャーが演じたジョーカーは、映画公開直後から早くも伝説になっており、公開から10年を迎えようとする今、その風潮がさらに強まっている感があります。撮影開始当初から、共演者が震え上がるほど完ぺきな「悪」を体現していたヒース・レジャーのジョーカーは、映画を実際に鑑賞した人に大変な衝撃を与えました。


写真:ciatr.jp

「ダークナイト」は言わずと知れたバットマンシリーズの一作ということで、当然、エンタメ作品として作られていますが、ヒース・レジャーの魂を捧げるような役作りによってこの世に出現したジョーカーという存在のせいで、鑑賞し終わった後に現実感覚を取り戻しにくいような、人としての価値観そのものを揺るがすような映画になっています。「ダークナイト」に限らず、ジョーカーというキャラクターはアメコミに登場するヴィランと呼ばれる悪役の中でも突き抜けた冷酷さを持っており、冷酷というよりも「純粋な悪」「心を持たない存在」といったような表現で語られる存在です。point 329 | 1

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写真:blogs.point 59 | yahoo.point 65 | co.point 68 | jp

ヒース・レジャーは、そのジョーカーを完ぺきに演じるために、数日間ホテルにこもって役作りに励み、独特のメイクも自分で研究を重ねて得体のしれない悪のムードを高めたとされています。もともと役作りのために熱心に研究を行い、その成果を持前の高い演技力で表現することに定評があったヒース・レジャーですが、ジョーカー役に関しては、その役者魂が、彼の命そのものを削ってしまったと言えます。point 256 | 1

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写真:blog.goo.ne.jp

ヒース・レジャーは、「ダークナイト」の公開を待たずして、急性薬物中毒で亡くなってしまいます。
「ダークナイト」公開後に鑑賞した人々は、当然のようにジョーカーの存在感に圧倒され、ヒース・レジャーの死は、ジョーカーの呪いといったような声がささやかれました。薬物の過剰摂取が直接の死因と発表されたことで、ジョーカーの悪に影響されて薬物に手を出したといった推測までされることになりました。

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写真:mayaplanet.org

 

実際は、過酷な睡眠障害に悩まされていたヒース・レジャーが、処方された睡眠薬だけではなく、効きそうな薬を手当たり次第に服用したためにショック状態中毒症状に陥ってしまったことが死の原因と言われています。とは言え、睡眠障害に陥ってしまった要因の一つが、ジョーカーを演じるための役作りであったことは事実で、ジョーカーとしての完ぺきな悪の心を自分自身の中に作り上げてしまったために、ヒース・レジャーは撮影後もその感覚から抜け出せなくなってしまい、結果、極度の睡眠障害に陥るほど精神のバランスを崩してしまったと言われています。その点では、ジョーカーになりきったヒース自身の心が招いた悲劇ということで、世間が噂した通り、ジョーカーの呪いだったとも言えます。point 394 | 1

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写真:theriver.point 62 | jp

コミック作品のヴィランということで、ほかのバットマンシリーズではコミカルな面を垣間見せることもあるジョーカーですが、「ダークナイト」でヒース・レジャーが演じたジョーカーは、一般的な人間の感情の枠を外れて、人間たちの心そのものを俯瞰で見下ろしているかのような人智を超えた存在と言えるほど、人間性を感じさせない完ぺきな悪であることを実感させるシーンに満ちています。どれほど理性によって良き人であろうと努力し、人という存在を信頼している人間であっても、必ず悪の側面を持っていることを非常に残酷な方法であぶり出すという、善悪をテーマにした創作を行っている人すべてが表現してみたいと憧れすら抱く存在を、ヒース・レジャーは生身の人間として演じ切った感があります。そう考えると、人の心を持った人間が絶対に演じてはならない役を演じてしまったとも言えるあたりで、やはり呪いによって、ヒースの魂は持っていかれてしまったのだとも考えられます。point 474 | 1

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