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    Categories: LIFE

母親も子を選ぶ?母親が思わず「ひいき」してしまう特徴って?


母親にも子供を選ぶ権利があります。実際に母親が思わず「ひいき」してしまう子供がいるようで、息子よりも娘、長男、長女よりも末っ子をひいきする傾向があるようです。それは時間が経っても変わることはないそうです。

長い長い研究結果はいかに?


写真: child-treasure.biz

今回、アメリカのある学者が20年の歳月をかけて「両親がも最もひいきする子供」というテーマで研究を重ねたようです。そして、ついにその研究結果が出たようです。冒頭にもすでにその結果を申し上げたように、何となく誰もが想像できるんじゃ…という気はしましたが、この学者いわく「企画段階ではどの両親も子供もひいきしていることを決して認めなかった」「それでもこの研究を続けた理由は、すでに多くの研究がなされている『両親とひとりの子供のつながり』ではない『複数の子供との関係性』を考察したかった」と語っています。point 333 | 1

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写真: kaigo-souzoku.hatenablog.com

この学者は「両親ー子供」という広範囲な実験対象を軽減させるため「母親ー大人になった子供」に限定して研究を行いました。そして556名の母親にインタビュー。彼はこのインタビューで「何番目の子供に個人的な問題を相談したいか」「あなたがもし年老いて面倒を見られる立場になったら、何番目の子供に面倒を見てもらいたいか」「何番目の子供と情緒的に近いと感じるか」「何番目の子供を最も自慢したいか」「何番目の子供があなたを最も失望させているか」「何番目の子供と最も多くの葛藤を経たか」という質問をしました。また「あなたの子供から、最近どのような助けを得たか」「あなたの子供は、あなたとどれだけ距離を置いて生活しているか」というような、最近起こったことや、家庭環境についてもインタビュー。そして最後に「何番目の子供が一番好きか」と質問。point 441 | 1

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母親が息子よりも娘をひいきする理由


写真: uturun.net

その結果「母親はほとんどの場合、息子よりも娘を大事にする」、という結論に達したそうです。母親たちは「何番目の子供と情緒的に近いと感じるか」という質問と「何番目の子供と最も多くの葛藤を経たか」に対し、両方とも「娘」と答えたそうです。これは両親と最も喧嘩が絶えない子供が、実は「最も好きな子供」ということを意味します。最も大事にしているからこそ、期待も大きく、そう考えているうちに、期待よりもはるかに遠かったり、失望させることが多いと当然喧嘩になってしまいますよね。point 312 | 1

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母親が末っ子をひいきする理由


写真: lunalucas.com

また、この学者は「母親は長男、長女よりも末っ子をひいきする」と明かしました。母親は「何番目の子供がいまだに心配か」「後に年を重ねても面倒を見たくなる子供は何番目か」という質問に対し、ほとんど「末っ子」と答えたようです。いくら自分の子供が年齢的に大人になっても、末っ子の場合はいまだに「子供」だと感じるようです。

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子供たちの答えは?


写真: cucuru.media

また、子供たちにもインタビューが投げかけられ「あたなの母親が何番目の子供が最も好きだと思うか」と質問したところ、ほとんどの子供が「分からない」と答えたそうです。この学者は「分からない=自身が最も好き」という確信を得たそうです。

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研究の重要性


写真: blog.livedoor.jp

この研究の最も重要なことは「母親が最もひいきする子供は、どれだけ長い時間が経っても結局変わらない」ということ。実験に参加した母親は7~8年後に再び同じ質問をしても、答えは変わらなかったそうです。また、母親は最もひいきする子供に面倒を見てもらえないと、いくら他の子供が面倒を見てくれたとしても情緒的に憂鬱になってしまうんだとか。その反面、両親に最もひいきされて育ったと感じる子供達は、母親が年老いて面相を見る立場になると、責任感が最も大きくなるそうです。だからといって、自身が娘でも末っ子でなくても、自身の兄弟姉妹に嫉妬する必要は全くないといいます。結局は兄弟姉妹は最も親しい友達になれるから、とこの学者は言いますね。point 384 | 1

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