山口百恵さんと言えば、昭和を代表する伝説のアイドルとして、数々のヒット曲に恵まれただけでなく、多くの主演映画やドラマを残しており、現在でも多くのファンがいます。1980年に引退後はほとんど表舞台に出てこない山口百恵さんの現在についてまとめてみました。
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山口百恵さんは「役者向き」と酷評されていた
写真:MANTANWEB(まんたんウェブ)
山口百恵さんの現在までを振り返ってみると、デビューのきっかけは、オーディション番組「スター誕生!」で準優勝を勝ち取ったことです。同い年の森昌子さんが、この番組でデビューしているのを見て、自分も歌手になりたいと思ったのが動機だそうですが、審査員の阿久悠さんからは「役者向き」と酷評されるなど、決してズバ抜けた存在ではありませんでしたが、山口百恵さんは、人を惹きつける魅力を持ち合わせた少女であったことは間違いありません。スター誕生!では、20社程度が契約に名乗りを上げホリプロに決まりましたが、現在に至るまで多くの人に愛される歌手になるとは、この時点では誰も思わなかったことでしょう。
山口百恵さんの楽曲が現在でも歌い継がれる魅力とは
写真:アマゾン
山口百恵さんのデビュー曲「としごろ」は、ホリプロが大きな期待を寄せていたにも関わらず、大きな成果を得ることができませんでした。楽曲とは優れていたものの、山口百恵さんの個性を発揮するまでには至らず、デビュー2作目にして路線変更を図られることになります。そして、ブレイクのきっかけとなったのが1974年に発表して「ひと夏の経験」です。決してお色気路線ではないものの、危うい歌詞には賛否両論が集まり、現在まで山口百恵さんの魅力が引き継がれてきた理由の一つでもあります。そして、1976年に発表された「横須賀ストーリー」からは、阿木燿子、宇崎竜童夫妻の楽曲が増えることになり、山口百恵さんの大きな転機となり、現在でも色褪せない名曲が生まれていきます。
山口百恵さんの結婚と芸能界引退の衝撃
写真:ameblo.jp
山口百恵さんの魅力を語る上で忘れてはならないのが、三浦友和さんとの映画やテレビドラマの数々です。1974年の映画「伊豆の踊子」での共演以来、12本の映画で共演した二人は、やがて理想のカップルとして多くの若者の憧れの存在でした。そして、1980年に結婚会見が開かれるのですが、同時に引退も発表され多くの人々に衝撃を与えます。これほどまでに祝福と寂しさが入り混じった結婚会見は、現在まで一度もありません。また、日本武道館でのラストコンサートで、山口百恵さんが静かにマイクを置く場面は現在でも多くの人々に感動を与えています。
山口百恵さんは現在キルト作家として活動中です
写真:ameblo.jp
山口百恵さんは、1980年以降、何度も芸能界復帰の要請を受けていますが、現在に至るまで表舞台に登場したことはありません。引退直後には大親友のアンルイスさんのシングル「ラ・セゾン」など数曲で作詞をした以外には芸能界とは一線を退いています。そんな山口百恵さんの現在は、もっぱらキルト作家としての活動がメインとなっています。実は非常に権威のある「東京国際キルトフェスティバル」等の展示会に出品されたことがあるほどの腕前です。家庭では二人の男の子を授かり、共に俳優として活動していますが、長男の三浦祐太朗さんは、ミュージシャンとしても活動しており、近年では山口百恵さんの往年の楽曲をカバーし人気を集めています。
山口百恵さんが現在も多くのファンに愛される理由
写真:まゆみの山口百恵ファンブログ! – So-net
山口百恵さんが素晴らしいのは、引退してから現在まで、一切芸能界に復帰しなかったことです。献身的に三浦友和さんや二人の息子さんをサポートして良妻賢母に徹したことで、僅か7年の活動ではありましたが、伝説として現在まで語り継がれているのです。現在はキルト作家として活動する山口百恵さんですが、三浦友和さんと共に理想の夫婦であることは間違いありません。