4月27日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)では、司会の宮根誠司をはじめ、コメンテーターの杉村太蔵がリモート出演。
同番組では、今日も新型コロナウイルスの感染拡大について特集していたのですが、杉村氏の”不勉強質問”がいくつか飛び交い、宮根氏が一喝する一幕がありました。
この日の番組には全国紙各紙に「実際の国内感染者数は発表されている数の12倍、15万人以上いる」と発表したことでも話題の群星沖縄医療研修センター長の徳田安春医師がリモート出演。
徳田氏に同じくリモート出演した元国会議員でタレントの杉村太蔵(40)が、まさかの不勉強すぎる質問を投げかけ、宮根氏から鋭い指摘を受ける場面がありました。
コメントを求められた杉村氏は、何度も「わからなくて本当に申し訳ないのですが…」と話したうえで、
「今、PCR検査やっているのは、お医者さんや保健所が『あなたは検査をした方がいいですよ』という人をしてますよね。だから、比較的、陽性率が高めに出るんだろうなと素人感覚にあるんですけど」言及。
続けて、「たくさん検査をすれば、私のような者もどんどん検査をしたら、当然、陽性率は下がっていきますよね?もし感染していなかった場合、症状が出ていないので。そういうことですか?」と質問しました。
これに対し、徳田氏は「そういうことではなくて、たくさん検査をすることによって、結果的に陽性率が下がるんです」と返答。
2人のやりとりをスタジオで聞いていた宮根誠司キャスター(57)は、
「PCR検査をたくさんすることによって、陽性、感染した方を見つけて、その方を早めに治療して治す。もしくは自宅療養などしていただき、入院もしていただいて、(陽性率を)7%に下げていくってことですよね」と説明し、徳田氏の発言をわかりやすくまとめたのでした。
宮根氏はこのあと、杉村氏に対して声を荒げ、
「太蔵ちゃんもね。それじゃ『サンジャポ』で岸さんに怒られるはずだよ!」と叱責。
少し衝撃的な発言のようにも見えましたが、そのまま画面は杉村氏に映り、すぐさまCMへと流れたのでした。
杉村氏が岸氏に怒られたというのは、26日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜・前9時54分)で杉村が新型コロナの対応について「日本は圧倒的に勝(まさ)っている」と主張したことが事の発端でした。
この発言に対して元経済産業省官僚の岸博幸氏(57)が「杉村くん、ゴメン。間違ってる」と真っ向否定し、
「もちろん言いたい気持ちは分かるんだけど、全体を考えると死亡者数だけじゃなくて、感染者数の増加を抑えられるかという、いろんな要因を考える必要がありますので、死亡者数が少ない本当の原因が分からない中では、それだけを持って日本が勝っているというのは、正直言って、わけが分からないです」と疑問を呈した場面を挙げて、注意を促していたのでした。
こういう背景があり、宮根氏も改めて注意したようですね。
確かにこれまでも不勉強すぎる質問を多々連発してきた杉村氏ですが、視聴者の中には杉村氏のようにわからない点もあるかと思います。
そのため、杉村氏の素人目線の質問に、同じような疑問を持っている人もいると思いますので、貴重な意見・質問であると思えばいいのでしょうね。