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「逆に熱中症の危険性が高まるだけ」夏に必須アイテムの“ミニ扇風機”に注意が必要


今年一番の売れ筋商品と言えば、“ミニ扇風機(ハンディーファン)”です。持ち歩くことができることから瞬く間に話題となり、まだまだ残暑が続くなか、男女問わず街中で多くの人が使っているのを目にします。しかし、暑さを凌ぐアイテムに思えたこのミニ扇風機が、熱中症になる可能性を高めてしまうことがあるといいます。

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ANN NEWS

「滝のような汗をかいている時に、特に外気温が35度以上になっている暑い屋外で、扇風機だけを使っていると、逆に熱中症を招く危険もあります」と警告しているのは、江東病院(東京都江東区)の三浦邦久副院長です。しかし、この夏の猛暑を乗り越えようと、街中では、首にかけるハンズフリー型のミニ扇風機を使用しているサラリーマンの姿もありました。point 222 | 1

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casual.point 57 | tv

三浦副院長はと熱中症のリスクを上げる理由をこう説明しています。「汗は蒸発するときに、体から熱を奪い、体温を下げる役目をします。だが、高い外気温のなかで扇風機だけを使うと、熱を奪う前に汗だけが乾き、体温は上がったままになる。脱水症状を引き起こし、重症化すれば命の危険もあります」実際に、ミニ扇風機がはやりだした昨夏から、「扇風機で風をあてていたのに、倒れた」と口にする患者が出始めたといいます。「実際に外気温が35度の時にミニ扇風機を使っていたんですけど、緊急搬送されてくる方も結構いらっしゃいます」(前出・三浦副院長)point 318 | 1

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cools.point 56 | jp

しかし、ミニ扇風機ブームは止まることなく、多様な種類が売られています。ベビーカーにミニ扇風機を取りつけることができるものなども、マフラーを巻いて温風をあてているのと同じことだそうです。また、扇風機の風を、「涼しい」と感じるのは「涼しいと錯覚しているだけ」と三浦副院長は話します。では、せっかくの便利なアイテムを快適に使うにはどうすればいいのでしょうか。point 234 | 1

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hbol.point 55 | jp

重要なのは、肌が濡れていると、そこから水分が熱を奪って蒸発してくれるということ。そのため、水を霧状に噴射するスプレーボトルやぬれタオルを一緒に使うことで熱中症にもかかりにくくなるそうです。女性なら、液体を噴射するタイプの化粧水の空き瓶に、水を入れて持ち歩くのもいいかもしれませんね。しかし、タオルを使用する際の注意点があるといいます。「皆さん(タオルを)巻きたがりますよね。乾いてくるとマフラーみたいになってしまってかえって熱がこもっちゃう。(結ばず)開けておくっていうのも1つポイント」(前出)point 305 | 1

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また、熱中症を防ぐためには、気温や湿度、地面の照り返しを考慮した「暑さ指数」を知ることが大事だということです。そこで、三浦副院長がオススメしているアイテムがあるといいます。「計測できる熱中症指数モニターは数千円で購入できます。ぜひ、持ち歩く習慣をつけてください」毎年多くの熱中症被害が出ているなかで、こうした便利アイテムを賢く活用することが大切ではないでしょうか。point 236 | 1

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