元宝塚歌劇団のトップスターであり、現在は女優として活躍中の真矢ミキさんが2018年8月20日に更新した『何処かの貴方へ』というタイトルのブログに、人々は涙が止まりませんでした。
真矢さんはこのブログで、母親が認知症であることを語っています。
[rsnippet id=”4″ name=”DFP/34009881/Article_1″]
「今日、母が私を忘れていた」という衝撃的な書き出しで始まり、行き場のない気持ちがそのまま綴られていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日、母が私を忘れていた。
今年で米寿を迎える母
母の夫、
私にとっての父が他界してから約14年が経つ
あの父が亡くなった夜から、
母は少しづつ悲しみを忘れたいのか、
現実逃避していった気がする
私は敢えて認知症なんて言葉は使いたくない
悲しみを忘れたかった母の気持ちがわかる気がするから
だけど
今夜は一人
ただ、どこまでも歩きたかった
泣きたいと言う衝動的な娘としての感情と
それで良いんだ
といいきかせる、大人になっている自分がいることに気づいた夜だった
母の人生
母の思うままに
あたたかい日々であってくれたらいいな
何処かで、そんな思いをしている方がいたら、
そんな事
伝えたいなと思った。
今日も一日、お疲れ様でした。
明日も笑顔で、
お互いに朝を迎えたいですね
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
引用:MAYA MIKI OFFICIAL BLOG『HAVE FUN』
[rsnippet id=”4″ name=”DFP/34009881/Article_2″]
「あえて認知症という言葉は使いたくない」という気丈な言葉。しかし、母親が娘である自分のことを忘れてしまったという事実を受け入れるには、言葉で言い尽くせない苦しみがあったことに間違いありません。
写真: Livedoor
真矢さんのこのような思いにたくさんの人が考えさせられました。
「自分の親も認知症が進んできています。いつか真矢さんと同じ日を迎えると思います。頭では覚悟していますが、気持ちの整理のつけかたを考えていかなくてはいけないですね。」
「「お母さん」と呼ばれるだけでお母さまも幸せだと思います。」
「自分もいま、同じ経験をしています。頭では理解していても、感情ではなかなか…。」
[rsnippet id=”4″ name=”DFP/34009881/Article_3″]
大事な家族が認知症になった時の苦しみは本人にしか分かりません。どう接していいのかに悩む人も多いのでしょう。『何処かの貴方へ』、真矢さんの思いに心が軽くなった人は何処かにきっと、いるはずです。