今月17日、プロフィギュアスケーターの安藤美姫(34歳)が「ひるおび!」に出演しました。昨年12月のドーピング違反が発覚しながら北京五輪出場継続が認められ、フィギュアスケート女子SPで1位となったカミラ・ワリエワさん(15歳)について言及したのでした。
ニューヨーク・タイムズによると、ワリエワさんからは禁止薬〇トリメタジジン以外に、心臓疾患の治療に使用される「ハイポキセン」「L—カルニチン」が検出されたことが明らかとなっています。
ともに禁止物質ではないものの、ダイエット効果がある「L—カルニチン」は注射などによる制限値を超えた投与は禁止となっています。心臓への酸素供給を助ける「ハイポキセン」は米国反ドーピング機関が最近、禁止薬〇指定を訴えて実現しませんでした。
米国反ドーピング機関の委員長は3種類の薬を組み合わせた服用の利点として「持久力の向上、疲労の軽減、酸素消費効率の促進」と説明しています。
これについて安藤さんは、「いちアスリートとして、もちろんドーピングというものに対してはルール上、従わないといけないと私も思っております」とし「ただ一人の人間で15歳というところで、精神的なところ…やっぱり本人も分かっていると思うんですね、出場してはいけないっていうのは。でも最終的に下された判断が出場はしていいよっていうところで、精神的につらい中で、いちアスリートとしては演技をしようということも、本人は分かっているくらいのトップの選手だと私は思っているので、そこの2つのところをどうケアしていくか、どういうふうに判断するかっていうのは凄く大事になってくるのかなって思います」と自身の考えを述べたのでした。
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