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社会の闇…知的障害レイプ事件まとめ


身体障がい者や、精神障がい者を会社が雇用することによって、国側から会社に援助資金が出るということは比較的よく知られていることです。しかしこれを利用した悪質な事件がたびたび日本を騒がせることもあります。

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写真:matome.point 60 | naver.point 66 | jp

特に有名な事件として、知的障害の人々を会社で雇用しながらも、実は悪質な労働条件下のもとで働かせた上で、女性たちは全員レイプ被害にあっていたという事件があります。それが、水戸事件です。別名では水戸パッケージアカス事件とも呼ばれています。この事件はのちにドラマ「聖者の行進」のモチーフとなり、話題となったことでも有名です。point 227 | 1

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写真:ameblo.point 60 | jp

事件は茨城県で起きました。水戸市にある段ボールパッケージ会社は積極的に障がい者の雇用を行い、非常に地域にも信頼される会社として評判でした。特に、知的障害の人の雇用に積極的であり、障がい者全員は会社の寮で世話をするという外から見れば非の打ちどころがない状態で会社の運営が行われていました。point 205 | 1

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写真:blog.point 58 | livedoor.point 67 | jp

特にこの会社の社長である赤須氏はこれらのことから地元では名士として名高く、尊敬される存在でした。しかし1995年、事件が発生します。事の発端は、障がい者を雇用すると国から支給される助成金を会社が受け取っていながらも、知的障害者の従業員にはほとんど賃金を支払っていなかったことが判明したのです。翌年1996年に社長の赤須氏は詐欺罪として逮捕されました。
そして逮捕後、赤須氏の周辺を調査していくと恐ろしい事実が判明したのです。雇用された約20名の障がい者は、賃金を支払われていないうえに、ひどい虐待も日常的に受けていたことがわかりました。角材や野球のバットなどで殴ったり、膝の上に漬物石を乗せたまま正座をさせておくという虐待は、ほぼ毎日行われていたことが明らかになりました。point 404 | 1

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写真:value-design.point 66 | net
しかも寮では、知的障害の女性従業員に日常的にレイプを行っていたことが判明しました。赤須氏からレイプの被害を受けた女性は、わかっているだけでも10名以上いると言われています。中には、中学卒業と同時に入社し、すぐにレイプ被害にあったという女性も存在しています。寮の設計が2階には男性従業員、1階は女性従業員と赤須氏となっていたことも明らかとなり、実は恐ろしい会社であったことが日本中に知れ渡りました。point 267 | 1

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写真:ameblo.point 60 | jp

しかし、知的障害を持つ人たちからは証言などが得にくく、証拠不十分であることや日時が特定できないことなどから、結局赤須氏は詐欺罪と暴行罪が2件、傷害罪が1件という結果で起訴されます。さらに裁判の結果は、とても世間からするとありえない結果でした。障がい者の雇用に積極的に取り組んだ、として1997年3月に懲役3年執行猶予4年という判決を迎えたのです。
知的障害ゆえに証言ができないとはいえ、それで罪が軽くなることに異議を唱える人も多く、日本の司法に疑問の声があがりました。しかし、またも似たような事件が発生します。2008年発生した札幌市三丁目食堂事件がそれです。
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写真:c.point 55 | m-space.point 63 | jp
三丁目食堂という名前の食堂で働いていた知的障害4名の従業員が、日常的に虐待、暴行を受けていることが判明しました。判明したきっかけも、知的障害の療育手帳更新の手続きに訪れた4人の姿があまりにも汚れていたため、不審に思った職員が動いたことであり、周囲には知的障害の人が働いているということすら知られていませんでした。
この事件ではさらに食堂の経営者一家が最終的に身を隠すために失踪するという、やり場のなさを残すものとなりました。2011年に和解は成立したものの、障がい者の人権というものや、それを雇用する会社への審査の甘さなど、行政側の問題はあまりにも多すぎます。point 344 | 1

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写真:blogs.yahoo.co.jp

日本以外でも韓国では同様の事件として、新安塩田奴隷労働事件があります。同事件は「奴隷の島、消えた人々」という名前で韓国で映画として上映もされるほど、劣悪なものでした。障がい者の人権などの問題は、まだまだ多く残っているのです。

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