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N国党の市議に勝訴!!名誉毀損でフリージャーナリストに嫌がらせか


フリージャーナリスト・ちだい氏(41)のインターネットの記事が名誉毀損にあたるとして、NHKから国民を守る党(N国党)・立川市議から訴えられていた訴訟について、9月19日付で判決が下されました。千葉地裁松戸支部(江尻禎裁判官)は、N国党の訴え自体を違法だとして市議に約78万円の賠償を命じています。

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あさひー言論

全国の選挙を取材している選挙ウォッチャーちだい氏は、N国の立花党首が当選した、2017年11月の東京都葛飾区議選から本格的にN国の動向を取材しはじめたといいます。そこで、2018年6月、同党の久保田氏が立川市議選に立候補したことについて、ネットメディアに「(久保田氏は)立川市に居住実態がほとんどない」とする記事を書いたところ、久保田氏から名誉毀損で訴えられたとのことです。point 243 | 1

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bengoshihoken-mikata.jp

しかし、裁判が行われても久保田氏は代理人をつけず、居住実態を示すものとして住民票しか提出していませんでした。さらに、選挙前に配信した自身の動画の中でも立川市に住んでいないかのような発言をしていたことなどもあり、裁判所は名誉毀損を認めませんでした。

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ニコニコニュース

また、久保田氏が2019年5月12日に配信した動画の中で、立花党首が今回の裁判について「この裁判は、そもそも勝って、ちだい君からお金を貰いにいくためにやった裁判じゃなくて、いわゆるスラップ訴訟、スラップっていうのは、裁判をして相手に経済的ダメージを与えるための裁判の事をスラップ訴訟と言うんですよ」(判決文ママ)と発言していたことなどを踏まえ、裁判所は久保田氏による提訴自体が不法行為を構成すると判断したことを明かしました。point 270 | 1

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アマナイメージズ

これにより、記事は名誉毀損(きそん)には当たらず、「提訴は裁判制度の趣旨に照らして著しく相当性を欠く」として、ちだい氏が精神的な苦痛を受けたと結論づけ、久保田氏に約78万5000円の支払いを命じています。この判決を受けて24日、ちだい氏が都内で記者会見を開いており、今回の訴訟について言及しています。point 208 | 1

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弁護士ドットコムニュース

裁判について「弁護士に依頼することになり、経済的負担が大きかった」と話したちだい氏は、自宅に嫌がらせもあったことを明かしました。ちだい氏の自宅には、N国とのトラブルの過程で何者かからアダルトグッズや果物などが代引きで送られてくるようになり、大学や専門学校などの案内資料も毎日のように届いているそうです。そこでちだい氏は、立川市議が裁判を起こしたことだけでなく、大人数での嫌がらせなども問題視し、「同じような訴訟が広がると、批判ができなくなる。民主主義にとって致命的だ」と主張しました。point 304 | 1

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