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買い時?売り時?マツダの株価の変遷と現在


自動車メーカーマツダの株価は、2017年11月1日現在1650円前後となっています。これは買い時なのか、それとも売り時なのか、迷っている人もいることでしょう。過去10年間のマツダの株価の変遷を見てみると、リーマンショックが起こる前までの株価は3000円前後と、現在の約2倍近くありました。その後リーマンショックを起こり株価は800円前後まで下落します。そしてその後1000前後の低空飛行を長らく続け、2011年の後半から再び下落に転じ、リーマンショックの最安値を下回ってしまいます。

 

 


写真:bloomberg.co.jp

ところが、2012年の後半からアベノミクスの波にのり、株価は徐々に回復します。そして、2014年の末にはリーマンショック前の株価を回復します。しかし、2015年に入ると、再びじわりじわりと下落しはじめ、2016年には2000円割れ、2017年に入ってからも回復せず1600円前後のボックス相場となっています。しかし、日経225の平均株価は22500円を超え、リーマンショック前の株価を大幅に超えてきていることや、これから大相場が始まる可能性が高いという専門家も多いことから、ここから上がる可能性は十分あるのではないかと考えられます。つまり、買い時ということです。ある株予想の専門サイトでも、マツダの現在の株価は割安とされており、理論的には2600円前後まで上げてもおかしくはないという予想をたてています。point 432 | 1

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写真:ganbaremmc.exblog.jp

マツダの株価が低迷している背景には、過去2年の利益が落ち込んでいることがあります。マツダのPER(株価収益率)の変動幅が非常に狭く、マツダの利益が大きな投資判断にされていると考えられます。そして、現状のPERは過去平均値と比べると、割高と判断されてしまうところに位置しているのです。しかし、日本株全体銘柄の平均値との相対比較では、やはり割安感があると言えるのです。

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写真:autoblog.com

また、業績の面でも、決して悪いわけではありません。ちょうどアベノミクスに重なるように、マツダはスカイアクティブテクノロジーと塊動デザインの新技術による魅力的なクルマを次々に発表しました。そして、デミオやアクセラ、CX-5、ロードスターなど好調な売り上げを記録しました。しかし、その勢いは現在陰りを見せています。新車効果が薄れてしまうことはしかたがないことです。しかし、今後登場する予定の新モデルには、次世代スカイアクティブテクノロジーが導入される予定となっています。中でも注目は、ガソリンエンジン車として最高レベルの低燃費とパワーを両立させた新エンジンが開発されたことです。さらに2017年の東京モーターショーでは、ひときわ目を惹くニューアクセラの新デザインコンセプトカーが発表され、大いに盛り上がっていました。point 427 | 1

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写真:excite.co.jp

ニューモデルが続々投入される2018年には、売り上げアップが見込まれ、業績は再び上向きになることが予想されます。このことから考えると、株価が安い現段階において買っていくというのは間違った選択ではないでしょう。株で儲けようと思ったら、安いときに買わなければ利益を上げることはできません。安いときに買うというのは勇気が必要ですが、株で成功している人の多くは、他の人の逆を行うとはよく言われることです。

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写真:mazda.co.jp

ただ、株価の動向は神のみぞ知るともよく言われます。予想が当たることもあれば、外れることもあります。大切なことは、負けることがあったとしても、大きく負けないということです。株投資のリスク管理である損切りをきちんと行う習慣を身に着けていけば、大きく負けると言うことが無くなります。そして、勝つときは負けたときよりも大きく勝つようにします。これを繰り返していけば、結果的に利益が生まれるようになるわけです。

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