岸田文雄首相は1月27日、「構造的な賃上げ」につなげるために推進する、働き手の新しい技能の学び直し「リスキリング」について、産休・育休中の人が取り組むことを支援すると発表しました。この発表に対して明石市の泉房穂市長も激怒しています!
【関連記事】【炎上】岸田総理、育休中の学び直し“後押し”に批判殺到!「お前は政治学び直せ」「育児したことがない人の発想」
泉市長は28日にツイッターに「総理も官邸もその周辺も、出産も育児もほとんど関係のない人生を歩んできたんだろうなぁって感想だ。」「夜も寝れない状態で、何を学び直せというのか。そういう総理こそ、政治を学び直したらいかがか?」と厳しく批判。
事の発端となったのは、同日の代表質問で、自民党の大家敏志参院議員が「この間(産休・育休の期間)にリスキリングによって、一定のスキルを身につけたり、学位を取ったりする方々を支援できれば、逆にキャリアアップが可能になることも考えられます」と述べると、岸田首相は次のように答弁したものでした。
「育児中などさまざまな状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押しして参ります」このように「出産・子育て」と、「リスキリング」を結びつける政治家たちの発言に対し、SNSでは批判が殺到しました。ろくでもない政策に対してネット上でも大きな物議を醸し、《産休育休者はダラダラ何もせずにまるで怠けていると思われているかのような発言》
《産休は死と隣り合わせのお産の負担から母体を保護する為だし、育休は子育てに時間がかかるから必要なのに、学び直し?》 《産休、育休を、何だと思ってるのか、24時間気を休めず中には精神的に参って悲惨な経験する人さえいるんです》などと炎上しました。
泉市長は、「学び直しっていうけど、まったく本人目線やない、企業目線やん。『あなたを助ける』やない、『おまえらサボっとるから、勉強して能力つけて、よりよき労働力なれ』っていう発想が見え見え。結局は自助努力、自己責任で能力高めて、より効率よくせえっていう、企業サイドの考え。国民を労働力としてしか見てない。気持ち程度の金を渡されただけで、国民は『ありがとう、助かる』なんて思わない」
「学び直しをするなら、前提として子育て環境の整備が必要。子育て支援もない状態でさらに勉強せえって、どないせえっちゅうねんと。出産・育児する人にこれ以上、ムチ打つんかと。」などと怒り。
政策を担う国のトップの頭は、まったくの時代錯誤であることが判明した形となります。
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]