11月17日、資生堂『バスボン』石鹸のCMで一躍人気を得た女優・松本ちえこさんが亡くなっていたことがわかりました。享年60 。死因は大動脈瘤破裂でした。
関係者によると、前日までは普段と変わらない生活を送っており、同居していた娘・高澤桃子さんが、17日の朝に亡くなった状態の松本さんを発見したようです。なお、都内の斎場にてお通夜と告別式は済んでいるとのこと。
バラエティー番組『前武のヤングアップ』（テレビ朝日系）をきっかけに、1974年『ボーイフレンド』で歌手デビューした松本さん。1976年には資生堂『バスボン』石けんに出演しCMで大ブレイクを果たします。当時を知る芸能ジャーナリストの話によると…….
「松本さんは当時、求められていたアイドル像とはかけ離れていたため、デビューしてもすぐに人気が出ることはありませんでした。ところが『バスボン』のCMに出演すると大ブレイクしたんです。彼女の個性を逆手に取ったようなCMソングは頭に残りやすく、口ずさむ人が多かったんです。特に女性に大ウケでしたね」
その後は、アイドルから女優に転身。1984年には『日活ロマンポルノ』に出演し、1995年にはヘアヌード写真集も出版しています。また、2014年まで所属していた芸能事務所『アイティ企画』によると、松本さんの現在の連絡先を知らないので、事実確認ができないとのこと。事務所を辞めてからは東京にいないと聞いていたようで、スタッフは亡くなっていたことも知らなかったそうです。
芸能関係の仕事は過去を懐かしむ番組の出演依頼があったら受ける程度だったそうで、昨今は、親族が経営している会社に籍を置いていたようです。まだまだ60歳という若さで、突然この世を去ってしまい、残された家族の悲しみは計り知れません。ご冥福をお祈りいたします。
この訃報を受け、ネット上では以下のような声があがっています…。
「バスボン懐かしい…久しぶりに聞いて思い出した。昭和の古き良き時代の一場面を思い出した。松本ちえこさんのことも忘れていたが、ご冥福をお祈りします」
「思い入れの深いアイドルだった。美人でこそないが、とても愛らしく、バスボンのお茶目なCM、はまっていた。歌番組やバラエティー番組への出演も多かった。恋人試験、恋人願書、僕、OH!授業中、海辺のあいつ、思い出不足、フラワーメッセージ…。どれもすぐ口ずさめる。先日、曲を聞き返していたばかりだった。」
「懐かしい「バスボン」あの時代に戻りたい 今の時代は、電化系や機械系などは便利だけど、昭和の私にしてみると「昭和時代」が好きだな食べ物や飲み物も「美味しかった」し外国に密漁があったかは、知らないけど店頭にお魚の種類が、随分なくなるなんて無かったもんな あの時代は、良かった。」