芸人のみならず、作家としても幅広い活躍を見せているお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が10日、
最新刊『人間』(毎日新聞出版)の発売に先駆け記者会見を行い、本人自らが作品の魅力を語りました。
また、イベント当日には女優の佐藤仁美の結婚が発表され、自身の結婚観についても話しました。
又吉は、お笑い芸人としての才能だけでなく、作家としての個人の才能をこれまで発揮してきました。
これまでの又吉の作品といえば、300万部のベストセラーを記録し、芥川書も受賞したことで有名な処女作『火花』、
2020年に映画化され話題となった『劇場』など、本作はそれらに続く3作目の作品となります。
過去の作品はというと、若者の姿を描いていたものでしたが、今回は執筆時の又吉と同じ38歳男性が主人公。
今までと異なるテイストではあるものの「1作目2作目を書いたからこそ、今作がある。今までの作品とは無関係じゃなく『繋がっている』気がします」
と作品のファンには嬉しい一言を漏らしました。
また、今作は『毎日新聞』での連載として執筆されたことも話題となり、
「本当に人間追い込まれたらどこでも書けた。なんなら街中でも書けた(笑)」と過酷な当時を振り返っていました。
そんな、気合を込めて書き上げた本作となりますが、又吉自身のお気に入りのフレーズを尋ねると、
主要な登場人物が下北沢のバーで語るシーンでの「あの頃はクリントイーストウッドに触れてた」というワードだと語っていました。
さらにこの日、イベント同日には、女優・佐藤仁美と俳優・細貝圭が結婚したことが発表され、
これについて記者からコメントを求められた又吉は、
「えっ今日!? 本当に祝福したいですし…羨ましいという気持ちしかないです」と驚きの表情を見せながら嫉妬。
取材陣が又吉に対し「ご予定は…」と質問すると、又吉は、
「僕も人を愛する準備はできているんですけど…頑張ります…」と静かに答えていました。
又吉にも幸せが訪れることを願っています♬