最近、台湾中で話題となったマッサージがあるのですが、みなさん知っていますか??
それがこちらのまさに顔と体を鋭い刀で叩く”刀マッサージ”です。
この最近話題の刀マッサージ、実はその歴史はおよそ3,000年前にさかのぼるほどの伝統的なマッサージなんです。
刀マッサージの歴史
刀マッサージの歴史は諸説あるそうすが、今から約3,000年前の中国「周」時代の文献に「刀療(とうりょう)」の文字と2本の刀で治療していたということが記されているそうです。
刀療は中国で広まりその後台湾に渡り、唐の時代には日本にも伝わったとされています。日本のある地域には体に痛いところがあると包丁で叩くという民間療法も残っているとのことです。
しかし、そんな刀療の技術も時代とともに1度は失われてしまいます。ですが、台湾に残っていた文献などから刀療の技術が復活し、台湾ではとても人気のマッサージとなっているようです。刀療の協会は、1985年に台湾政府公認の健康促進団体になっているとのことですので安心して歴史あるマッサージを受けることができますね。
刀マッサージの実態とは
台湾の北の地域で“古代カール·マッサージ”という名で盛んに行われているマッサージで、驚くべきことに現地で人気を呼んでいるそうです。
公開された写真を見てみてください。本当に人の顔の上に2つの中華包丁が行き交っています…
両手に包丁を持ち、横になっているお客様の眉間やこめかみ、さらに頬から鼻の下などを上からぎゅっと押さえつけ、マッサージしています。
一見ぞっとするかもしれませんが、専門のマッサージ師が力を調節しながら行っているため、怪我の心配はないそうです。
また、お客様を傷つけないように薄いタオルで顔を覆い保護します。
さらに中華包丁の先を丸く整えた専用包丁だけを使っているため、安心してマッサージを受けることができます。
このような“刀マッサージ”を体験した人は「最初は鶏肉などを切るような包丁でマッサージをするなんて、とても怖かった。 私も首が飛んでいきそうだった。」とし、「だけどマッサージを受けた後、首ではなく疲れが飛んでとても癒された。」と感想を述べたそうです。
では実際に、この“刀マッサージ”を受けるお客さんの姿を、記事の最後の映像から確認できますので、ぜひみなさん参考にしてみてください。
刀マッサージの流れ
事前予約などは必要ないようですので、直接現地のお店に来店し受付の方に声をかけるだけで良いようです。
大まかな料金表はこちらです。
- 10分コース 220元(約792円)
- 30分コース 660元(約2376円)
- 45分コース 880元(約3168円)
- 60分コース 1220元(約4392円)
マッサージの簡単な流れとしては
- タオルを全身にかける
- ハッカ系の軟膏を首・手首・足首に塗布
- 体をほぐす
- 包丁を使ったマッサージ
- 仕上げに再度手でマッサージ
という順番で進行していくようです。
施術時間は、タイマーで計りながら時間いっぱい使ってマッサージしてもらえるようですので、台湾に旅行される際は、動き回った身体の疲れを癒しに一度行ってみてはいかがでしょうか??
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