皇太子雅子様については、複数の病気を患い、療養を中心とした生活をされていることが以前から報じられています。雅子様が抱えている病気の1つが適応障害です。適応障害は日常生活におけるストレスが原因となりやすい病気です。適応障害が起きると、精神が不安定になる、感情の起伏が激しくなる、規則正しい生活ができにくくなるなど、様々な症状が現れます。
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2001年に長女の愛子様をご出産された雅子様が、適応障害であると診断されたのは2004年のころです。独身時代に、外務省の職員として各地を飛び回る生活をしていた雅子様にとって、慣れない皇室での生活や、周囲から期待の目で見られ続ける育児が、大きなストレスとなったようです。
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2003年には、宮内庁の長官が、「皇室の未来のために複数の子供が望ましい」という発言をしたことも、雅子様の精神面に大きな動揺を与えたと見られています。また雅子様は、帯状疱疹も患っており、宮内庁病院にて点滴などの治療を受けられたことが何度かあります。帯状疱疹は、ヘルペスウイルスが原因となる皮膚疾患ですが、ストレスにより悪化することが知られています。帯状疱疹は、痛みがある病気で、症状が悪化しているときには、体を動かすことさえ辛い場合もありますが、最近では、帯状疱疹の治療をされている様子が報じられることはあまりなくなりました。
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雅子様は、適応障害と診断された2004年以降、公務を控え目にしながら療養に専念されてきました。現在でも、御所内で行われる宮中参賀などの行事には参加されることが多いですが、日本各地で行われる式典や、海外の要人が来日されたときに開催される晩餐会などには、欠席が続いています。
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雅子様にとって、長女の愛子様が、学校を休みがちになってしまったことは、大きな心配事となりましたが、現在では、愛子様が問題なく通学され、学校行事などを楽しむ様子が見られているので、雅子様の病状も快方に向かうことが期待されています。現在、雅子様は、夜間に食事や散歩に出かけられる様子が報じられており、適応障害の症状が少し残っていると見られています。
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ただ、静養先で登山やスキーを楽しまれる様子も見られているので、体力的には回復されているようです。2016年には、オランダの国王夫妻が来日されたときの宮中晩餐会に参加されたことで、本格的な公務再開が見込まれています。今後は、2019年4月に皇太子様が天皇陛下に即位されることが予定されているので、国民は、雅子様もが新たな皇后として新しい環境で活躍されることを期待しています。