お正月がやってくると、たくさんのご馳走も出ますし、ゆったりとした気持ちで過ごせて誰もがのんびりしています。とはいえ、そののんびり過ごせる時間を享受するためには、おせちなどの準備も頑張らなくてはいけません。市販のものを利用する機会が増えましたが、栗きんとんも自分で手作りしてみれば思う存分食べることもできます。材料もそれほど多くなく作業も簡単なので、他の料理と一緒にぜひ作って皆で美味しく味わいましょう。
輝くような色が美しいきんとん
写真:アマゾン
おせち料理の栗きんとんを食べながら、入っているのは甘味も必要だからかなと思う方もいることでしょう。鮮やかな黄色は黄金をほうふつとさせてくれますが、この色を金塊や小判などの宝物に見立てて商売繁盛や金運向上、繁栄をもたらす料理として淹れられるようになったのです。一口食べれば、程よい甘さが口にふんわりと広がり、小さなお子さんでも食べやすい料理です。作り方も簡単ですから、気兼ねなくたっぷり食べられるように作っておきましょう。
写真:エイ出版社
材料はさつまいもと栗の甘露煮、くちなしの実です。調味料は砂糖、塩、みりん、市販の甘露煮であればそのシロップも使います。くちなしの実は普段の料理であまり使わないですが、きんとんのあの輝く黄金色はこの実が作り出しています。栗やさつまいもの黄色だけだと淡い出来上がりですが、くちなしの実が手に入らない時もあるので、そのときは優しい色合いのきんとんを楽しんでみて下さい。
さつまいもの両端を切り落としてから輪切りにし、皮を厚めにむきます。水に晒してから鍋にいもと水を新たに入れて煮ます。くちなしの実は細かく砕いてから一緒に入れます。ガーゼやお茶パックに入れておくと取り出しやすいです。竹串が通るまで柔らかくなったら取り出し、熱いうちに裏ごしします。裏ごししたいもと調味料を合わせて加熱しながら練り、最後に栗を入れて出来上がりです。
余った時の活用の仕方
写真:d.hatena.ne.jp
ほのかで優しい甘み、そして目を細めるような黄金色が美しい栗きんとんは多くの方に愛されています。たくさん作っていると時には余る事もありますが、リメイクしていろんな食べ方ができるので心配は要りません。
三が日も終わる頃には、そろそろ普段通りの食卓に戻りつつあるでしょうから、朝食のトーストに塗って食べてもコーヒーとよく合うので美味しいです。ホットケーキやパウンドケーキ、マフィンにクッキーなどの生地に入れて焼けば、簡単にリメイクスイーツが出来上がります。こたつの中でバニラアイスを食べようという時に、きんとんをよく混ぜ合わせれば栗の香るマロンアイスが簡単に楽しめてしまいます。冷凍パイシートがあれば包んでお手軽マロンパイも作れます。
写真:All About(オールアバウト)
ヨーグルトのトッピングにしても美味しいですし、寒天があれば栗ようかんにも変身します。チーズケーキやプリンを作る時の生地の中に入れても、濃厚な仕上がりになるので試してみて下さい。牛乳で溶きながら温めてお餅を入れて、栗風味のぜんざいというのも美味しいです。きんとんが甘いので活用する時にはおやつに作り変えることが多くなりますが、おせちの雰囲気とはまた違って食べ応えも出てくるので、リメイクも楽しんでみて下さい。最後まで美味しくきんとんをたっぷり食べられます。
まとめ
写真:アメーバニュース – Ameba
おせちの中で輝きを放つ栗きんとんは、ほんのりとした甘さで老若男女を問わず人気があります。最初に入っている分だけだと皆で分けたら一口ずつということも多いので、思う存分食べられるように手作りにもチャレンジしてみて下さい。材料も栗にさつまいも、あればくちなしの実と味を調えるための調味料だけなのでシンプルに作れてしまいます。お正月が終わって残ってしまっても、いろんなおやつにリメイクできますので、多めに作ってゆったりと家族で味わいましょう。