東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、逮捕された「AOKI」の前会長が大会組織委員会の森喜朗元会長（85）に現金を渡したと供述していることが分かりました。ネット上ではこれら一連の報道に批判的な声も多く寄せられています。
この事件は大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者（78）が、紳士服大手「AOKI」創業者の青木拡憲容疑者（83）らから、オリンピックのスポンサー契約などで便宜を求められ、およそ5100万円の賄賂を受けた疑いで東京地検特捜部に逮捕されたものです。
その後の関係者への取材で青木容疑者が特捜部に対し、大会組織委員会の森喜朗元会長（85）に現金を渡したと供述していることが分かりました。報道によれば、青木容疑者は森氏が会長だった時期に数度にわたり面会。がん治療をしていた森氏へのお見舞いとして、現金を2回に分けて直接手渡したとの証言もあります。point 208 | 1
組織委の理事や会長は「みなし公務員」と規定されており、収賄罪を問われる可能性があるそうですが、一方の森氏は、現金の受領を否定していることがわかっています。これら一連の報道にネット上では《スポーツを金儲けとしか考えていないのかな？》《森喜朗もついに年貢の納め時か》《やはり特捜の本丸はここか》《特捜はしっかりと捜査をして白黒つけて欲しい》と厳しい声も多く寄せられています。point 247 | 1
2014年に就任し、2021年に「女性蔑視発言」で辞任するまで、組織委の会長職を「無報酬」で務めてきたと胸を張る森氏。特捜部は供述の裏付けや現金の趣旨の確認を慎重に進めているものとみられますが、徹底的に調査し、真相解明してほしいですね…。
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