歌姫・浜崎あゆみの誕生するまでに秘められた出会いと別れを描きベストセラーとなった小松成美の小説をドラマ化し話題沸騰の土曜ナイトドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系/毎週土曜23時15分、ABEMAで全話独占配信)。本作で、演技初挑戦にして主人公「アユ」役に抜てきされたアーテイストの安斉かれんさんに、大役に挑む心境を聞きました。
「私でいいの!?」 初ドラマ&“平成の歌姫”オファーに…
音楽界の頂点を目指し福岡から上京してきたアユと稀代のプロデューサー・マサの純愛、2人に絡むさまざまな人間模様、90年代の音楽業界の光と影を描く本作。
マサ役の三浦翔平さんと共に ダブル主演を務める安斉さんは、令和元日・2019年5月1日にデビューしたばかり。
デビュー1年足らずで、“平成の歌姫”を演じるというオファーに、「私でいいの!?」と思ったという安斉さんは…
「セリフを言うのも初めて。とにかく初めてのお芝居なので、たくさん台本を読んで、ひたすらイメージトレーニングをして、皆さんについていこうと必死に頑張っています。でも、やっぱり難しいです」と笑顔で答えます。
原作を読み「心のピュアな部分、繊細な部分が書かれていて、きれいな物語」と思ったという安斉さんですが…
「その部分も入りつつ、ドラマでは原作になかったようなおもしろいことが たくさん出てくるので、撮影していて これからどんな感じに仕上がるのかなと 私も楽しみです」と明かします。
話題の本作は、『奪い愛、冬』(テレビ朝日)などを手掛けた 鈴木おさむさんが脚本を担当。原作をベースに、“脚本家・鈴木おさむ”ならではのエッセンスがふんだんに散りばめられ、ドキドキハラハラがあふれるジェットコースター級のスピーディーな展開を見せます。
「第一印象は“アユっぽい”な」とW主演・三浦翔平との息もぴったり⁉
なにもかもが ほぼ初体験の安斉さんを支える、共に主演を務める三浦翔平さんについては…
「いろいろご指導してくださったり、とても優しい方。三浦さんが出ていらしたいろんな作品を拝見して、役作りのすごさを感じています」という。
「第一印象は“アユっぽい”なと。すごくいい子で 純粋な20歳です」と三浦から評されると、照れたようなうれしそうな笑顔を浮かべるなど、劇中での “アユとマサ”のような関係性は早くも出来始めている様子でした。
会ったことがない「アユ」の印象は?「めちゃめちゃ“強い”お方」
「お会いしたことがない」という「アユ」こと浜崎さんの印象につては…
「原作を読ませていただいて、ハングリー精神をお持ちで、めちゃめちゃ“強い”お方だなと思いました」と語りました。
「アユ」を演じるにあたっては、「ピュアな部分も持ちつつ、心の中のハングリー精神を自分の中でどう表現していこうかなと考えています。表情とかセリフとか、いっぱい考えて演じていこうと思っています」と意気込みます。
「アユ」との共通点を尋ねると…
「デビュー前にたくさんレッスンしたりとかは、同じだなと思いました」と笑うが、「あまり人と比べたことがないので、ハングリー精神とか、この人に負けたくない! みたいな部分をいかに自分の中に入れていくかっていうところが難しいですね…」とも吐露。
SNSなどでのバーチャル疑惑にも…「いるよ!(笑)」
「ポスギャル(ポストミレニアルギャル)」と呼ばれ、次世代ギャルのひとりとして注目を集め、その完璧なビジュアルから、SNSなどでは本当に実在するのか…とバーチャル疑惑までささやかれていた安斉さん。そんなうわさに対しては?
「いるよ! って思ってました」と屈託なく笑います。自身のMVなどで その姿は公開されていましたが、ついに今回神秘のベールを脱ぎ捨て、多くのファンの前に登場します。
「笑ったりしゃべったりする私を見るのは 初めてだと思うんですけど、今回のお芝居もすごく勉強させていただくことが多くて、いっぱいいろんなことを吸収していきたいです」と前向きです。
「音楽のジャンルや表現の仕方を、もっともっと広げていきたい。いろいろな自分をこれからも発信していければいいなと思っています」。
18日 土曜夜 放送後、SNSでは 多くの反響が寄せられ…
物語スタート時の「アユ」と同じく、まっさらな安斉さんが、この作品を通して、どのような自分の色を出し大きくなっていくのか…⁉
その成長ぶりに注目が集まりそうです。
土曜ナイトドラマ『M 愛すべき人がいて』は、18日よりテレビ朝日系土曜ナイトドラマ枠(毎週土曜 後11:15~深0:05)で放送され、その怒涛(どとう)の展開に SNSでは多くの反響が寄せられたという。「M愛すべき人がいて」がツイッターの日本のトレンド2位、世界のトレンド10位にランクインしたほか、「あゆのドラマ」や「マックスマサ」、「三浦翔平」、「田中みな実」もトレンド入りしました。