子どものうちからバレエを習わせる親も多いと思うのですが、バレエ教室もきちんと選ばなければなりません。最近になり、とあるバレエ教室で開脚の練習をしていた当時6歳の女の子が下半身不随になってしまったという悲しいニュースが飛び込んできました。子どもがバレエを習うメリットとデメリットも合わせて紹介していきます。
バレエの練習中に下半身不随に?
それは中国での出来事。とあるバレエ教室にて、バレエ講師がレッスン中だった当時6歳の女の子に「姿勢を正してあげる」と駆け寄っていきました。女の子は横になり、左足を開脚していたのですが、講師はそんな女の子の左足をさらに開いたのです。女の子はその直後には問題なく起き上がることができたのですが、それからしばらくして左足を引きずるように歩き、ついに床に座り込んでしまいました。彼女の異変に気付いた講師は即病院に運んだのです。
医師の診察の結果、脊髄損傷による下半身不随ということが判明。医療陣は「6歳と幼いため、外部の衝撃を受けると脊髄が動きやすい」とし「これからは歩行も難しくなるだろう」と明かしました。これに対し、両親は「踊ることが大好きな子なのに、これからは起き上がることもできないだなんて…」と涙を流しています。
子供がバレエを習うメリットとデメリットは?
このように、子供の頃からバレエを習うのもいいことばかりではないようです。そこで、子供がバレエを習うメリットとデメリットについて紹介していきます。
子供がバレエを習うメリット
体が柔らかくなる
これは基本的なことですが、バレエを習うことで体が柔らかくなります。元々体が硬い子どもであれば、最初のうちは柔軟性に苦労しそうですが、日頃のレッスンを積んでいけば、以前よりは確実に体が柔らかくなっていきます。それと同時に、上半身が引き締まって綺麗になり、首が長くなり、デコルテ周りが綺麗に見えるようになります。首が長くなることで、小顔やスタイルが良く見えます。
踊りの飲み込みが良くなる
バレエを習うことで、踊りの飲み込みが良くなります。万が一、後にダンサーや宝塚に転身する、となった場合に有利になるかもしれません。
学芸会で有利?
学芸会でダンスを披露することもあるかと思われます。その際に主役を任される可能性が高いかもしれません。学芸会で何か出し物をやる場合は、どうせなら主役を狙っていきたいものですね。また、バレエ教室でも発表会があると思いますが、そこで大きな舞台に慣れさせるというのも大きなメリットかもしれませんね。
体幹が鍛えられる
また、バレエを習うことにより、体幹が鍛えられます。バレエは片足立ちやターンなど、体が歪んでいてはできない動きがたくさんあります。そのため、子供のうちから日頃のレッスンにより体の歪みを解消できるメリットがあるということですね。
立ち姿勢が綺麗になる
そして、バレエを習うことで、立ち姿勢が綺麗になります。バレエの中でも特に大切なのが立ち姿勢だと言われています。もちろんバレエの実技も大切ですが、立ち姿勢だけで振舞いもだいぶ変わってくるので、日常生活でも立ち振る舞いによって自身を綺麗に魅せることができます。
子供がバレエを習うデメリット
骨格が太くなる
前述のように、バレエを習うことでスタイルが良くなったり、上半身が引き締まったりするメリットがある反面、骨格が太くなるデメリットがあります。それと同時に、バレエは足を酷使するため、筋肉がつき、足が太くなってしまいます。その太くなる足の部位も人によってさまざまで、ふくらはぎが太くなる人もいれば、太ももがガッシリする人もいるようです。
腰が硬くなる
また、バレエは上半身を基本的に動かしてはいけないため、腰が硬くなります。そのため、上半身を多く使うストリートダンス、HIPHOPは少し難しく感じるかもしれません。ただバレエもダンスの一種だと思いますので、飲み込みが良くなればそのうち慣れる方もいるかもしれませんね。
まとめ
このように、バレエを習うのにもメリットとデメリットがあるようですが、多くのバレエ教室であれば、安全に留意していることがほとんどだと思いますので、上記のような事故は起こらないと思いますが、もし子供にバレエを習わせたい、と思っている方は参考になさるといいかもしれません。
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