一人暮らしを検討している人や結婚を控えている人は、これまでの生活が大きく変わるために一般的な生活費の平均を知りたいものです。もちろん住むエリアや年代によっても毎月かかる費用は大きく異なるはずです。では実際にどのような要素を考慮する必要があるのでしょうか。
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住居費用は収入の三分の一に抑え、ゆとりのある生活を!!
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まず毎月の生活費で最も大きな支出となるのが家賃でしょう。近年は東京への一極集中や地方の過疎化が問題となっています。住居費用も当然のことながら東京など大都市圏と田舎では数倍の開きがあります。東京なら夫婦で生活するなら平均20万円、一人暮らしでも10万位以上は住居費にかかるでしょう。
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収入の三分の一程度に住居費用を抑えることが一般的です。大都市圏で仕事をするなら無理のない支出と言えるかもしれませんね。一方で東北や四国など地方では住居費用をかなり抑えることができます。しかし交通費や東北であれば光熱費が余分にかかることを忘れてはなりません。
地方なら食費をかなり抑えられる!?
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次いで食費を見てみましょう。やはり大都市圏では食費にかかるコストが高くなっています。総務省が出している「家計調査」によると、大都市圏では毎月平均8万程度の費用が掛かっています。東北や沖縄など地元山地に食材が手に入りやすいエリアでは毎月平均6万程度に抑えられています。年代別に分けると単身者の多い20代では毎月平均5万円程度、子育て中の世帯だと毎月8万円近く掛かっています。支出に占める食費の割合も40代から49歳が最も高い数値となっています。結婚して子どもができると食費にかかるコストが高くなるのでしょう。
通信費や教育費、娯楽費用がかかるのは!?
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スマートフォンやインターネット環境など通信費も生活における重要な要素です。地域別ではそれほどの違いはありませんが、年代別に見ると20代が突出して高くなっています。20代の生活費に占める通信費の割合が20パーセントを超えており、一人暮らしを検討しているなら無視できないコストと言えるでしょう。最後に教育費を見てみます。待機児童問題が話題になる東京をはじめ大都市圏では教育費に掛かる費用が毎月平均で2万4千円となっています。その他娯楽費なども大都市圏では平均2万円を超えるなど大きな割合を占めています。
節約と工夫次第で毎月の生活費を抑えよう!!
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生活費にかかる費用を地域別と年代別でまとめてみました。やはり大都市では生活費が高くなり、地方都市では低く抑えられるという鉄則は間違えないようです。それでも年代別によっても掛かる費用が異なるため、節約や工夫次第で毎月の生活費をさらに抑えることは可能となるでしょう。