俳優の斎藤工さんが主演するドラマスペシャル『最上の命医 2019』(テレビ東京系)の出演者が、来月2日に追加発表されました。今やイケメン俳優として人気の高い斉藤さんですが、遅咲きのブレイクとも言え、芸歴はすでにベテランの域。地道な下積みを重ねていましが、今では考えられない際どい仕事もこなしていたようで、“斎藤工の黒歴史”とも言われています。
斉藤さんが主演するドラマ『最上の命医 2019』は本格医療ドラマ。自ら病に冒されながらも、消えそうな小さな生命に極限まで向き合う天才小児外科医が、子どもたちを救うために挑む姿とその奇跡を描くストーリーとなっています。2011年1月期の連続ドラマから始まり、話題を呼び16年、17年にスペシャルが放送されました。point 213 | 1
追加された出演者の中には、これまで、斎藤さんと共にシリーズ全作品に出演してきた俳優・泉谷しげるさんの出演が決定。今回、誘拐や脱獄などさまざまな事件の中、シリーズ史上最悪の極限状態で最難関のオペに挑む姿がみどころとなっているようです。
斎藤さんと言えば、かつて映画配給会社に勤務していた父親の影響で、幼少期より映画館に通うのが日常で、数多くの映画を観て育った子供時代だったようです。その影響か、15歳の時には自ら芸能事務所を探す活動を始め、人気雑誌などで「TAKUMI」の芸名でモデルとして活動し、雑誌以外にも国内のショー、パリ・コレクションやCM等の経験を積んできました。point 224 | 1
2001年公開の韓国映画『リメンバー・ミー』の日本リメイク版『時の香り〜リメンバー・ミー』でスクリーンデビューし、俳優を目指した斉藤さん。俳優業だけにとどまらず12年には、ショートムービー『サクライロ』で初監督を務めました。また、17年には第20回上海国際映画祭で『blank13』が、アジア新人賞部門最優秀監督賞を受賞しました。
そんな斎藤さんが一躍有名となったのは、2014年のドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』（フジテレビ系）でしょう。この時、斎藤は33歳。俳優としては遅咲きのブレイクとも言えますが、地道な下積みを重ね芸歴はすでにベテランの域。今では考えられない際どい仕事もこなしていたようです。
2006年放送の『ラジかるッ』（日本テレビ系）の番組コーナーで、「レッド＆たくみの誘われて人妻温泉」に出演していた斉藤さんは、オーディションで選ばれた番組マスコット的なイケメン5人組“ラジかる5”のメンバーでした。当時まだ無名で、「温泉俳優・ティンカーベル斎藤」として、温泉に浸かり人妻たちと戯れる姿を披露していたのです。
「TIMのレッド吉田とともに、露天風呂などに熟年の人妻と混浴しながら悩みにアドバイスする企画。時には、人妻の頬や手にキスをするサービスもあり、体を張って番組を盛り上げていました。最後は斎藤が解決のお言葉を伝授し、一件落着というコーナーです」（芸能ライター）
斎藤さんは当時の下積み時代を振り返り、「俳優を目指すはずが、情報生番組の人妻と混浴温泉リポートだけで、ちょっと腐っていました。その時、救ってくれたのが毎回、現場から自家用車で送ってくれたレッド吉田さんの言葉でした。『君はこれで終わる人間じゃない。きっとこの経験が生きるから、腐らず頑張れ！』、この言葉で、僕は今までやってこられました」と語っています。point 231 | 1
『人妻混浴』での入浴風景は刺激的で根っからのファンからすると、封印したい斉藤さんの“黒歴史”のようです。しかし、本人にとっては、俳優人生の原点であり、「ティンカーベル斎藤の時期は必要だった」と成長のバネになったと感じていることでしょう。
現在、斎藤さんはドラマ、映画、CMなどに引っ張りだこ。苦労の末にようやく手に入れた地位を、今後も多彩な活動でさらなる高みを目指し、一流の役者へと上り詰めてほしいものです。