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ルパン三世の声優を務める栗田貫一の告白「最初はやりたくないと思っていた」


現在公開中の映画「ルパン三世 THE FIRST」はシリーズ初の3DCGアニメとなっていて、25年近くにわたってルパン役の吹き替えを担当してきた栗田貫一さんは「ついにここまで来たかという感じです」と感慨深げに語りました。

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(C) モンキー・パンチ/2019映画「ルパン三世」製作委員会

今作の舞台はパリやブラジルと世界を駆け巡りながら、祖父が生涯で唯一盗むことに失敗した秘宝「ブレッソン・ダイアリー」をめぐる冒険活劇となっていて、映像美にこだわった初の3DCGアニメとして登場するルパン達。そのため収録方法も従来とは全く異なったものだったといいます。当時の心境を栗田さんは「まるでお芝居の立ち稽古のようだった。『われわれの間(ま)で良いのかな』と思いながら演じていました」と語りました。point 280 | 1

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(C) モンキー・パンチ/2019映画「ルパン三世」製作委員会

ある程度完成した映像を見ながらアフレコするのが基本的な収録ですが、今回は先に声優のセリフを録音し、その声に合わせて映像が製作されています。また、今作について関係者から「今回はディズニーの『アナと雪の女王』のような映像になる」と聞かされたそうで、「どんなふうになるのか、最初はぴんとこなかった」と苦笑い。しかし、スタッフから「1週間で7秒しか作れない場面もある」と聞き、いざ完成した作品を見て見ると、その緻密さに驚いたといいます。point 294 | 1

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1967年に故モンキー・パンチ氏の原作マンガの連載がスタートし、その後アニメ化されて現在も根強いファンを持つルパン三世。アニメの声優を担当していたのは、ハリウッド俳優のクリント・イーストウッド役でも知られる山田康雄さんです。しかし、1995年に山田さんが長編映画「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」の収録前に倒れたことから、栗田さんが代役に抜擢されました。栗田さんは、物まねタレントとして歌手の郷ひろみさんや桑田佳祐さん、松山千春さんなど数々のレパートリー披露してきた人物で、ルパン三世の山田康雄さんもそのうちの一人でした。point 325 | 1

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依頼された当時、「最初は『絶対に無理。やりたくない』とさえ思っていた。今でも僕みたいなのがやっているのは本当に申し訳ないと思います」と振り返えった栗田さん。特に「普通の会話」のセリフには苦戦したといいます。「『不二子(ふじこ)ちゃ~ん』とか、特徴のある部分や決めぜりふはできるけど、ルパンの普通が分からない。せりふや絵も山田さんのテンポを想定して作られているので、そこをまねしようとしても…。犯罪の計画を延々と話す説明せりふも嫌でしたね」と、役作りの難しさに途方に暮れていたそうです。point 299 | 1

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映画.point 53 | com

しかし、今では本家ルパンの声と引けを取らない栗田さん演じるルパンですが、当初は先代の山田さんをまねることを意識しがちだったといいます。悪戦苦闘を重ね、自分に役がなじんで行ったと明かした栗田さんは、「僕でいいんだと思えるようになった」と自信が持てるようになったんだとか。同時に「山田さんが役にのせていたテンションを絶対に消さないこと」を肝に銘じているといいます。正式にルパン役となってからこれまでに関わった作品は長編映画25本、テレビシリーズ2作に上ります。point 284 | 1

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ルパンというキャラクターについて栗田さんはこう語りました。「ルパンは常に登場人物全員に相対して、しかもハイテンションでパワーを与え続けないといけない。元気がないと負けなんです。それができない自分になったら終わりだと思っています」2011年にレギュラーキャストが一新された後も次元大介役の小林清志さんと共に続投し、多くの人に愛されるルパンを演じ続ける栗田さん。今後も映像の進化とともにパワー感じさせるルパンに出会えることを期待していきたいですね。point 280 | 1

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