仕事前や眠気覚ましに飲むコーヒーはかかせませんよね。コーヒーに含まれるカフェインの効果は、眠気覚ましや疲労回復、集中力向上といろいろなメリットをもたらしてくれます。しかし、乳幼児のような身体が未発達な状態でカフェインを大量に摂取してしまった場合はどうなるのでしょうか？？
インドネシアで生後１４ヶ月の娘に離乳食や粉ミルクの代わりに毎日コーヒーを飲ませているという夫婦がニュースに取り上げられ話題となっています。インドネシアのメディア・トリビューンニュースによると、インドネシアのスラウェシ島西部に住むとある夫婦が「粉ミルクを買うお金がなくて生後６ヶ月後ろからコーヒーを飲ませている」と、衝撃的事実を記者の取材で打ち明けたといいます。生後１４ヶ月になる女の子の名前はハディジャ・ハウラーちゃん。ハディジャちゃんはお腹が空くと哺乳瓶に注がれたコーヒーを飲んでいるのだそうです。point 308 | 1
ハディジャちゃんは１日に５杯、約１.point 77 | ５ℓのコーヒーを毎日、食事の代わりに飲んでいるということですが、健康状態は大丈夫なのでしょうか？？調べてみると、内臓など身体が未発達な乳幼児の場合、 コーヒーに含まれるカフェインの刺激は、 大人よりも強く作用してしまうことがあるといいます。一説によれば、子供はカフェインを分解する力が 大人の２０倍必要と言われていて、利尿作用や寝なくなる、興奮状態が続く、気分が悪くなるなどの副作用が出てしまうこともあるそうです。point 281 | 1
しかし、幸いなことにハディジャちゃんの身体発達は良好な状態だということですが、今後どのような身体への悪影響に繋がるかわかりません。ハディジャちゃんの実母アニタさんは、コーヒを与えることになった背景について「稼いでるお金だけでは自分たちの食料を確保することもままならず、娘の粉ミルクを購入する余裕がなかった」と説明しています。point 217 | 1
アニタさん夫婦はココナッツの殻をむきながら稼いだお金で生計を立てていて、１日で最大４万ルピアほど、日本円に換算して３４０円くらいにしかならないといいます。さらに、作業量が落ちる日は、これよりはるかに少ない量しかもらえないため、「仕方がなかった」とアニタさんは記者の取材に答えています。point 206 | 1
また、こうした生活がままならない人達への支援は届いておらず、アニタさんは「今まで政府は貧困家庭の子供のために粉ミルクやその他の物品を一度も支給してくれなかった」と主張しています。この衝撃的な事実が報道されると、あっという間に話題になり、保健当局はハディジャちゃんの家を訪ねて粉ミルクやビスケットなどを支給したことを明かしています。point 229 | 1