東京国際展示場で開催される世界最大の同人誌即売会といわれている、『コミックマーケット』通称“コミケ”は毎年8月と12月に開催されています。今年は8月9日から12日までの4日間にわたって開催され、73万人もの来場者が訪れました。そんな中、中国人女性がコスプレイヤーとしてコミケに来場した会場で性〇罪の被害に遭ったと訴えているのです。
女性コスプレイヤーのスカートの中に手を…
近年、コミケは世界規模での盛り上がりを見せています。そんな大人気のコミケの目玉といえば、アニメのキャラクターなどに扮したコスプレイヤーの存在です。日本だけではなく海外からも多くのコスプレイヤーがコミケに参加。今回、被害にあった中国人女性もコスプレイヤーとしてコミケに参加していました。
香港のニュースサイト「香港01」によると、事件はコミケ3日目に起こったと報じています。被害女性はこの日、チャイナ服のコスプレで来場し、他の来場者の注目を集めていました。カメラを持った数十人の男性たちが一斉に、女性の姿を収めようと周りを取り囲み、中にはスカートの中にまで手を伸ばしてカメラで撮影する者もいたというのです。近くにいた目撃者によると女性は恐怖におびえていた様子だったようです…。
被害女性がツイッターで当時の状況を語る
しばらくして会場スタッフが女性の元へ駆け付け、男性らを引き離すまで、女性はその場から逃げることもできなかったといいます。また、女性は自身のツイッターで当時の状況をこう振り返っています…..
「これは(話題になっているのは)私です,何度も言った『近すぎる,離れてください』,でも誰も聞いてくれなかった..スタッフに感謝する,もし今度またこのような事が発生するならば、私はカメラマンのカメラを蹴って…(ボクシングを習っている)」(原文ママ )
中華圏から厳しい意見
このことが中華圏で報道されると、「カメラを使った性的暴力ではないのか。犯罪行為として取り締まるべきだ」「これだからオタクは気持ち悪いって言われるんだよな」「被害にあった女性が受けた心の傷は計り知れないものがある」と、現地のネット民から厳しい意見が寄せられました。
まとめ
また、女性を囲んだ男性来場者たちを「加害者」として一部中国メディアは顔写真付きで報じています。日中友好の鍵として期待されているオタクコンテンツですが、今回の件で悪いイメージにならなければいいのですが…。このようなことが再び起こらないように願いたいものです。