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占いにうとい人でもわかりやすい星占いの知識



写真:dama.bg

老若男女問わず、占いが好きな方は少なくないでしょう。様々な方法で人の心の内や未来、運勢を判断するもので昔から利用されてきました。科学の発展に伴い、科学的な根拠がない占いは「疑似科学」に分類されていますが毎朝のテレビで星座占いや血液型占い、誕生日占いなどを見るとその日1日のテンションも変わるでしょう。

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写真:licdn.com

占いで鑑定をする人は「占い師」や「占い鑑定師」など呼ばれますが、昔は「卜者(ぼくしゃ)」や「易者(えきしゃ)」などと呼ばれていました。古代、天文学や生物学を応用とした占いは権力者が重宝し、今でも政治や商いに利用している方もいます。

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写真:dama.bg

中でも「星占い」は前述の通りテレビなどでも気軽に取り上げられる手軽な占いで、今注目を集めています。「占星学」とも呼ばれるもので「太陽占星術」、同様太陽や月、惑星などの天体の位置などから人の運勢や未来を占うものです。その歴史は古く、記録では紀元前に栄えていた「古代バビロニア」でも利用されていた「バビロニア占星術」が起源である説もあります。

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写真:brandwiki.today

現在の星占いはアラブやヨーロッパ、インドなどで発展した「西洋占星術」と中国などで発展した「東洋占星術」の2つに大別できます。テレビや雑誌などで使われているのは西洋占星術で、バビロニア占星術を起源としてエジプトやギリシャを経て発展したものです。「ヘレニズム時代」に入り植物学や動物学、医学を取り込み占星医学として外科医学でも重視され、そこから個人の運勢を占う「ホロスコープ占星術」も誕生しました。
ホロスコープ占星術は占う対象に影響を与える天体を見極め、位置などをホロスコープに描き出す事で占います。占い対象が人物であれば、その人物の出生日時と天体の位置の関係を描き出すことになります。point 359 | 1

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写真:denwauranaichan.com

権力者の多くは星占いに注目し、中でも命運を星占いに頼ったアレキサンダー大王は御存知の方が多いでしょう。
一方のインドや中国での東洋占星術は西洋占星術とは異なり仏教など宗教も取り込んだ特殊なものです。なお、インドには「インド占星術」というものがあり、27、もしくは28の星宿である「ナクシャトラ」を用いたインド特有の占星術です。仏教に取り入れられた現在のインド占星術は簡略化したものとなっており、東洋占星術はインド占星術から密教の一部として伝わりました。日本に伝わったのは平安時代になってからであり、「宿曜道」や「宿曜占星術」、「密教占星術」となりました。point 348 | 1

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