2017年にソロデビュー30周年を迎え、久々にオリジナルアルバムを発表した工藤静香さん。秋からは全国ツアーも始まり、華やかに活動されています。生れながらのアイドルである彼女は、人前に出てこそ輝く女性。メディア等への露出が増えるようになった今年は美しさに磨きがかかり、ますますミステリアスで魅力的なアーティストになりました。おニャン子クラブ時代から長年応援されているファンの方達にとっては、彼女の活躍が見られる嬉しい年になりましたね。
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そんな工藤静香さん、巷ではしっかりもので負けず嫌いなどと言われていますが、本当の彼女はいったいどんな性格なのでしょうか。生い立ちから現在に至るまでを振り返りながら、その素顔に迫ってみましょう。
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東京でスナック割烹を営む両親のもとに彼女が生まれたのは1970年のこと、決して裕福とはいえない家庭で育ちました。そのため両親は夕方以降そろって仕事に出かけてしまい、小さな頃から2歳年上のお兄ちゃんと留守番をする日々が続きます。そのような環境もあってか、3歳頃にはひとりで何でもできる子供になっていました。小学校に入ると、人形遊びや本を読むことはあまり得意ではなく、外で思いっきり体を動かすのが好きな子供に育っていきます。お兄ちゃんのことが大好きで、幼い頃からいつも一緒だった影響が大きかったんでしょう。
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そして14歳になった工藤静香さんは、ミス・セブンティーンコンテストに出場し、見事芸能界デビューの切符を手にしました。そんなとき、ずっと側にいてくれたお兄さんが、バイク事故で天国に行ってしまうという悲しい出来事が起こってしまいます。突然の訃報に泣き崩れる両親を見て、私が絶対に家族を支える、これ以上両親を悲しませてはいけないと考えるようになるのです。そんな想いを胸に、デビューした彼女は一気にトップアイドルへの階段を駆け上がっていきます。おニャン子クラブ時代の活躍は、説明するまでもありませんね。
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その後も順調な芸能活動を続け、アーティストとしてだけでなく、ドラマやバラエティなど多方面で才能を発揮します。2000年には元SMAPのメンバー木村拓哉さんと結婚し、たくさんの人から祝福されました。その後2人の女の子にも恵まれ、芸能活動を続けながらも、良き妻・母として木村家を守っています。
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一般の方が想像する工藤静香さんの性格は、芯が強くしっかりした女性というイメージですが、それは幼い頃の環境によって育まれたことがわかります。過酷な環境でも前向きに生きることを、小さなうちに身に付けたのかもしれません。そして、両親やお兄さんとの関係を見ると、愛に満ち溢れた人であることも分かります。両親を守りたいという想いは実現され、独身時代には家をプレゼントしたこともありました。こんな親孝行な娘さんを持って、工藤静香さんのご両親は本当に幸せ者だと思います。最愛の人を亡くした経験が、より静香さんの愛を深いものにしているのでしょう。
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木村静香になってからは、夫と子供達にたっぷり愛情を注ぐため自身の活動をセーブしています。自分の身を削ってでも家族を支えるのは、心の底から家族を大切に思っているからなんでしょうね。工藤静香さんのinstagramでは、温かい手作りのお料理が並ぶ幸せいっぱいの食卓が見られます。最近注目されている2人のお子さん達が元気で素敵な女性に育ったのは、このような努力があってこそでしょう。
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最近ネット上では、工藤静香さんの性格に対する、心無い書き込みが見られることがあります。でも、素顔の彼女は、自分を犠牲にしてでも大切なものを守る、強さと優しさを持った人でした。きっと彼女はこれからも愛を胸に抱き、ますます羽ばたいていくに違いありません。