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小学5年生が偉業!!十数万年前の昆虫化石発見にネットでは疑問の声


5月12日、東海村立舟石川小学校5年の竹之内春輝君(10)が、村主催の地質を剥ぎ取る体験会に参加したところ、村内にある十数万年前の地層から、現生種と見間違うほど保存状態が良い虫の化石を発見したことがわかりました。専門家によると「非常に保存状態が良く、“東海村の宝”だ」と、驚きを隠せない様子で喜びをあらわにしています。

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東海村

発見した場所は、同村村松の土地区画整理事業で整備中だった工事現場。5月に地層を調べる講座の中で、竹之内君はむき出しになった粘土層の崖を剥がすための薬品が乾くのを待っていた際、近くで化石が埋まった石を見つけといいます。発見された化石はコガネムシの仲間「シロテンハナムグリ」で、イベントで講師を務めた千葉科学大講師の菊池芳文さん(古生物学)が現場の地層を調査したところ、地層は約12万~13万年前のもので、沼や湿地だったと推測されています。point 271 | 1

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東海村

石があったのは、地表から深さ1メートル以上の場所で、現生のシロテンハナムグリは土中に潜る習性がないことと、周辺の土にはシロテンハナムグリが動いた形跡がないことの2点から、化石と認定されました。化石は、黒緑色で光沢を帯び、頭部と胸部、腹部は完全な状態で残っているという奇跡的な状態で、長さ約2・4センチ、幅約1・3センチだということです。菊池さんは「現生と全く区別が付かないほど保存状態が非常に良く、世界的にみても素晴らしい」と高く評価し、「当時からほとんど形状は変わっていないことが分かった。“東海村の宝”とも言える」と喜びをあらわにしました。深さ1メートルのところから化石が発見されたことについては、これから詳しく調査を進めるとのことですが、何らかの原因でシロテンハナムグリが落ちて溺死したとみられています。point 408 | 1

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朝日新聞

竹之内君は、当時の様子について「地面に落ちていた石がピカッと光ったので、見てみたらコガネムシが付いてた」と振り返り、自宅に持って帰ろうとしたが、講師を務めていた菊池さんに見せると「すごい発見かもしれない」と言われたとのことです。菊池さんは「石から剥がしたら、化石種か現生種か区別できず、化石と認定できなかった。超ファインプレー」と竹之内君の行為を絶賛していて、昆虫や石を収集するのが好きという竹之内君は「家で飾ろうと思ったので、剥がそうとは思わなかった」と説明しました。母親の泰子さん(48)は、「見つけたのが化石だったと聞いて、本人もとても喜んでいた」と話していて、もともと竹之内君は石や葉っぱを拾うのが好きで、考古学者になりたいと語っていたこともあるそうです。point 386 | 1

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東海村

菊池さんによると、似た種類の昆虫化石は2015年に栃木県塩原市で発見されていますが、シロテンハナムグリが完全な状態で見つかるのは国内初とみられるといいます。昆虫化石に詳しい相場博明・慶応義塾幼稚舎教諭(古生物学)は、「昆虫の化石自体が珍しく、学術的価値が高い。保存状態がいいのであれば、過去のシロテンハナムグリが現在の同種と同じなのか、違うとしたらどこが異なるのかを研究する上で貴重だ。小学生が見つけてくれたというのも、大変喜ばしい。」と語りました。今後、化石はDNA型分析するなどして現生種と比較する研究が行われるとのことで、一般に公開されるのは2021年に開館する村の複合施設「歴史と未来の交流館」で展示される予定だということです。point 371 | 1

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朝日新聞

この喜ばしいニュースに、ネット上では「すごいなぁ。カナブンにしかみえないのに。」「素晴らしい!」「ご本人はもちろんのこと、すべての小学生の「知」への憧れのきっかけの一つになるといいですね。」という称賛の声が相次ぐ中で、中には「こんな化石はありえないと思う。埋まってから十何万年も経っているのに、輝きが失われないなんて絶対におかしい。」「本当に化石なの?と思える位の状態ということんですよねこれ」「どうみてもハナムグリ本体が新しすぎる。地層が十万年前だからって安易に決めつけすぎ。」などと、保存状態が良すぎることに疑問の声も多く上がっています。point 325 | 1

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