東京都新宿区歌舞伎町のカラオケ店で1月、男性を射殺した後に５ヶ月間にも渡って逃走していた阿部勝容疑者（56）が、7月11日に逮捕されました。警察の調べによると、阿部容疑者は事件発生時、覚せい剤取締法違反罪で起訴されており、保釈中だったとのことです。事件後は拳銃を持ったまま逃走したとみられ、逮捕時も拳銃1丁を所持していたことがわかっています。
警視庁組織犯罪対策4課によると、11日、殺人と銃刀法違反の容疑で指名手配していた住所不詳の無職、元指定暴力団住吉会系組員の阿部勝容疑者（56）を江戸川区の駐車場で捜査員が張り込んでいたところ、本人が姿を現しその場で身柄を確保したとのことです。阿部容疑者は容疑を認めていて、同課は拳銃の入手ルートや犯行に至った動機、そして5カ月以上に及ぶ逃走の足取りについて詳しく調べるとしています。point 249 | 1
事件発生時の1月21日午後6時半ごろ、新宿区歌舞伎町のカラオケ店で、韓国籍で台東区千束の職業不詳、香山興宗（本名・李興宗）さん（当時65歳）の胸などを拳銃で数発撃ち、殺害したとして逮捕されました。阿部容疑者は「心臓を狙って拳銃で数発撃ち込んだことに間違いない」と供述しています。
逃走経路については、香山さんを撃った後、阿部容疑者はバイクで逃走し、追跡を恐れてワゴン車に乗り換えたそうです。その後、埼玉県川口市方面に逃げたとみられていましたが、行方がわからなくなっていました。
また、 逮捕時には手配写真にはなかった眼鏡をかけていた阿部容疑者。逃亡のために、変装していたことも明らかとなっていて、眼鏡に加え茶色い長髪のかつらに帽子をかぶり、服装は青と白のストライプ柄のシャツを着用していました。また、持っていたかばんの中には犯行に使われたとみられる拳銃が入っており、銃弾が数発残っていたことが明らかとなっています。point 323 | 1
逮捕時の阿部容疑者の顔にはべったりと血が付いていて、現場に張り込んでいた同課員ら十数人が、逃走しようと暴れた阿部容疑者を取り押さえた際にできた傷だとみられています。また、その際に阿部容疑者は手提げ袋に拳銃1丁を所持しており、銃弾数発が装塡（そうてん）されていたとのことです。
この衝撃的なニュースを受けてネット上では様々な声が上がっています。「重罪にしてほしい。保釈しないでほしい」「コイツは無期懲役だな」「血が気持ち悪い」「保釈中に逃げても罪じゃないんだ。」「こいつを保釈した裁判所の職員を懲戒免職にしろ。」「どんだけ暴れたらこんな傷がつくんだ」「張り込みしていた警察の人たちナイスファイト」など、保釈中の被告が相次いで事件を起こしていることから。裁判所の責任が問われています。未然に防ぐことはできないのでしょうか？？point 300 | 1