アクセスランキング!2017年家紋ランキング
皆さんは自身の家紋をご存じでしょうか?
家紋とは日本固有のもので自らの家系、血統、家柄・地位を表すために用いられてきた紋章です。
家紋とは平安時代の中頃かた使われるようになり、当時は戦の際に敵か味方かを判別するためのものという目的もあったのだとか。
歴史やドラマなので家紋を目にすることはありますが、実際に自分の家紋を知っている人や調べる人はなかなかいないかもしれません。
歴史マニアや家紋に詳しいという人もいるかもしれませんが、自分の家の家紋すら知らないという人にも興味深い情報が公開されました。
先日、家紋の情報サイト「家紋ドットネット」が「2017年 年間家紋アクセスランキング」というものを発表したのです。
第5位 木瓜紋の丸に木瓜(もっこうもん の まるにもっこう)
木瓜紋は、瓜を輪切りにした断面や、鳥の巣である窠(か)を紋章化したもので、「窠(か)」紋とも呼ばれる家紋。
木瓜=キュウリですがどうみてもキュウリに見えないことから、木瓜が何かは諸説あるとのことです。
木瓜紋といえばまず織田信長の名前があります。その他に有名な人物では五千円札の樋口一葉や、落語家の桂歌丸さんなどだそうです。
第4位 蔦紋の丸に蔦(つたもん の まるにつた)
「蔦」紋はブドウ科の蔓性落葉植物である蔦の葉を紋章化したもので、江戸時代から急速に増えたとされる家紋。
蔦は日本に古くから存在する植物で、「万葉集」「枕草子」の中にも登場するそうで、石、木、壁などを這うようにして葉を茂らせることから「子孫繁栄」を連想させ、家紋として使用されるようになったと言われています。
「東海道中膝栗毛」などの作者として知られる十返舎一九が使用していたそうです。
第3位 藤紋の下がり藤(ふじもん の さがりふじ)
「藤」紋は、マメ科の蔓性植物である藤の葉と花を紋章化したもの。
姓に「藤」がつく家に多いとされています。
「官兵衛」の異名で知られる黒田孝高や、加藤嘉明氏などの武将が使用しており、石田光成も使用していた可能性があるとのことです。
第2位 片喰紋の丸に剣片喰(かたばみもん の まるにけんかたばみ)
「片喰」紋はカタバミ科の多年草である片喰の葉と実、花を紋章化したもの。
個の家紋を使っていた人物として、宇喜多秀家(うきたひでいえ)や野口英世、田中角栄が挙げられています。
第1位 橘紋の丸に橘(たちばなもん の まるにたちばな)
「橘」紋は、ミカン科の常緑小高木である橘を紋章化したもの。
今では日本十大紋のひとつに数えられています。
2017年の大河ドラマ『おんな城主直虎』にも登場した井上家の家紋であると言われています。
いかがでしたでしょうか。
日本の家紋は2万個を超えると言われています。
家紋にはそれぞれ深い意味を持っています。
あなたの家の家紋が何か、一度調べてみてはいかがでしょうか?