22日、“令和”初の漫才日本一を決める「M-1グランプリ2019」(テレビ朝日)の決勝が都内で開かれました。5020組の中から、史上最高得点を出し、見事優勝を飾ったのは初出場のミルクボーイです。
今大会も審査員を続投した上沼恵美子さんですが、昨年大会では終了後に、とろサーモン・久保田かずのぶさんと、スーパーマラドーナ・武智さんが、上沼さんの審査結果に対して不満を持ち、「更年期障害」などと暴言を動画配信したことが大騒動となりました。すると、今大会が始まるや否や上沼さんは「更年期障害を乗り越えました!」とその話題に自ら触れます。
さらに、「いつも真剣にやってるのに…」と続けると、カメラに向かって「いらんこと言うなよ!」と一喝。スタジオからの笑いを誘いました。上沼さんの自由奔放ぶりはこれだけで終わりません。決勝戦の順位は「笑御籤(えみくじ)」で決まるのですが、トップバッターとなったニューヨークが漫才を披露すると、その審査中に上沼さんは突然「歌って難しい…あっ、こんなところに」と、自身の新曲のCDを取り出し「ヨロシクウ!」と宣伝し始めます。
さらに、5番目の登場となった芸歴7年目・からし蓮根が漫才を披露した時には「ファンです」と笑顔を見せ94点の高得点で評価。続けて、「初々しいね、和牛には悪いんだけれども」と、敗者復活戦で勝ち上がってきた和牛の名前を出し、「私は去年もその前も私は和牛にチャンピオンを入れました。でも、なんかそういう横柄な感じが、和牛に対して感じました」と指摘します。和牛は3年連続2位という成績を収めていますが、今一つのところで優勝には届かず。
そこで上沼さんは、この日も和牛の漫才に92点という評価をつけていましたが、その後に登場したからし蓮根の漫才と比較し、会場はピリついた雰囲気になってしまいます。和牛の態度が気に入らない様子の上沼さんは、「だからきびしい意見を。なんかこのステージは僕のもの、リサイタル!緊張感もなんにもない、そういうぞんざいなものを感じました」とヒートアップ。慌てて、司会の今田耕司さんが「上沼さん、どうされたんですか」とフォローを入れます。
しかし、今田さんの声も届かず、上沼さんは「からし蓮根は初々しいものを感じ、フレッシュだし、必死さ、てっぺんを取ろうという気持ちがギュッと伝わってきて、私は大ファンよ!」と叫び、「ガンバレ!」「ガンバッテネ!」と突然のエールを送りました。最終的には「それがM-1じゃないの!」と熱のある持論を展開しましたが、「なんか分からないけど、和牛のような!あんなもん、なんか大御所みたいに」と再び和牛を叱りだし、和牛の2人はタジタジとなっていました。この上沼さんの意見には、「やりすぎ」「番組も自由にさせすぎ」などの批判の声が上がっています。







