2019年7月9日、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏が亡くなり、所属アイドル達がそれぞれジャニーさんを偲びコメントを発表しています。しかし、その翌日、英国の大手メディア「BBCニュース」web版で、過去にジャニー氏がジャニーズJr.
達への度重なる性的虐待をしていたことを報道し、同記事の内容に関してSNSでは称賛の声が相次ぐという異例の騒ぎとなっています。
ジャャニー氏の性的虐待は都市伝説として囁かれていた時期もありましたが、2005年、元光GENJI・木山将吾さんが暴露本を発売。そこにはジャニーズ時代、合宿所の風呂にて、ジャニー氏が背後から抱きついた状態で下腹部を擦り付け、そのまま果てる様子や、それ以上の過激行為の数々が生々しく綴られていて、当時は数々のジャニーズファンに衝撃を与えていました。point 293 | 1
その事実が明るみになったことで、性的虐待の疑いは裁判沙汰にまで発展しましたが、最も衝撃的だったのは、最高裁での裁判でもその事実を認めたということです。「1999年の『週刊文春』が、所属タレントに対する性的ハラスメント疑惑に関する記事を掲載しました。するとジャニーズ事務所は、名誉毀損で裁判を起こしたのですが、最高裁は記事で書かれた虐待行為は、事実だったと認める判決を出しています」（スポーツ紙記者）point 257 | 1
しかし、日本のメディアでは“秘められた事実”として触れられることのなかった事件です。そんななか、英国の大手メディア「BBCニュース」web版がジャニー氏の訃報を伝えるとともに、パンドラの箱を開けてしまったのです。「BBCは今回、日本のエンターテインメント業界で絶大な影響力をもっていた芸能事務所の創業者として、ジャニー氏の功績を紹介すると共に、『ただし喜多川氏の経歴は「無事故」ではなかった』と、過去のトラブルについても報じたのです」（芸能記者）point 284 | 1
さらに、「記事では、過去、事務所に所属していた少年たちから、性的虐待の告発が繰り返されたと掲載。しかしジャニーズは、業界であまりに圧倒的な存在だったため、日本のメディアは批判することが不可能だったと綴られています。このように、ジャニー氏の一部分だけでなく、功罪の両面に触れているため、SNSでは『これこそがあるべきメディアの姿』と支持を集めています」（同）とBBCの報道精神に賞賛の声まで上がっているというのです。point 264 | 1
また、この記事をツイッターで紹介したライターのトイアンナ氏は、「さすがBBC、ジャニー喜多川氏の栄光と性的虐待の両面を描いてバランスのとれた記事になっている。虐待を加えていたことは、どれだけ後からその子たちが売れても無視できない。推しが性的虐待に遭うなんて、許されてはならない」とツイートし、約2万近い“いいね”数を獲得しています。今後のジャニーズ事務所はどうなっていくのか懸念される中、大きな組織の背景に隠されている様々な闇が垣間見えた今回の報道に、新体制を整えることでジャニーズ事務所はネガティブなイメージを払拭させることができるのでしょうか。point 329 | 1