昨年12月に急逝した女優の神田沙也加が亡くなる直前、友人歌手にアイドルグループ加入を相談していたことがわかりました/ 神田は生前、壮絶な心の葛藤を抱えてきました。母・松田聖子とは長年にわたって“絶縁状態”で、恋人だった俳優のAから受けた度重なる言葉にも苦しんでいたとされます。
松田聖子は当初予定していた紅白歌合戦への出場を見送りました。Aは沙也加と結婚を前提に交際していたことを認めたものの、心身の不調を理由に引退を表明します。それから9カ月余りの今年9月30日には、ソロデビュー曲やミュージカルカバー曲などが収録されています 。
そんな沙也加に、アイドルグループ加入に向けた動きがあり、沙也加は昨年11月18日の深夜、旧知のシンガーソングライター・大森靖子に電話をかけ、「自分は陰の人間だから天真爛漫なアイドルにはなれないけれども、アイドルグループに入ってみたかった。死んでからやるんだったらいまやろうと思って、私と一緒にアイドルやってくれませんか」と自らの秘めた想いを伝えていたそうです。
大森はソロ活動のほか、アイドルグループ「ZOC(現METAMUSE)」のプロデューサー兼メンバーとしても活動してきました。ZOCは、院上がりやホームレス経験者ら個性溢れる面々が集まった異色のグループで、結成は2018年で、全ての曲を大森が作詞作曲しています。
昨年2月には日本武道館での単独公演を成功させ、そして、アイドルグループへの加入を願った沙也加は、ZOCの代表曲を歌った音源を大森に送ったそうで、その歌声を聴き、大森は「すごくカッコいい」と衝撃を受けたといいます。そこから、大森は沙也加と歌うことを視野に入れ、楽曲を作り始め沙也加も舞台稽古の合間を縫って、夢に向かって準備を進めていたそうです。
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