日本のローマ字表記がおかしい?不自然なフォント例
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日本でも看板や注意書きなどで英語表記をたくさん見かけるようになりました。
留学生が外国人観光客も増え、英語表記を必要とする人たちが増えたからだと思われます。
しかし、この日本で使われている英語表記のフォントが、実は非常に読みづらいというのです。
実際の使用例を交えながら確認してみましょう。
こちらの英語、皆さんは読みやすいと感じるでしょか、それとも読みにくいと感じるでしょうか。
これは日本語のフォントに含まれる典型的なローマ字のデザインです。
しかし、よく見てみると小文字のgやy、pが不自然なのです。
gやy、pが短く見えませんか?
英語を初めて習ったとき下まで伸ばして書くように指導された文字があったはずです。
gやy、pなどは他の文字よりも下に伸びて書くのが正しいローマ字の書き方です。
しかし先ほどの看板では縦の高さを揃えるために短くなっていて読みにくいのです。
こちらはどうでしょうか。
こでも g や y に注目してみてください。
縦に潰れているように見えませんか?
ほとんどの日本語フォントに含まれるローマ字は、小文字の g や y などの下に飛び出る文字を極端に短くしていることが多いです。
英語表記があるのは日本人に向けたものというよりは、英語での表記が必要な人に向けて書かれたものです。
英字の文章を読む人は、一文字ずつ識別していくのではなく単語の輪郭の形を瞬時に認識して読むのだそうです。
単語の大まかな形を特徴づける小文字の d や y などの上下に飛び出る部分は、読み取るきっかけとして必要となってきます。
つまり、日本語のローマ字表記は本来のバランスから変わっているため単語にした際に読みにくくなってしまうというのです。
こちらが本来の読みやすい表記の仕方です。
先ほど指摘した下に飛び出す部分のみならず文字間も適切で非常に読みやすくなっています。
ちなみに、日本のすべての英語表記が読みずらいというわけではありません。
こちらは成田空港第3ターミナルにあるものです。
pが下に飛び出していて本来の形となっています。
この点に注意してもう一度一番最初の看板を見てみてください。
非常に違和感があると思います。
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英語を使う人に分かりやすいようにと付け加えられた英語による表記ですが、フォントまで気を使うともっと外国の方に優しい国になれるかもしれませんね。