日本政府は2日、安全保障上の輸出管理で優遇措置を取っている「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を閣議決定。
これにより、元徴用工問題などを巡り対立を深める日韓のさらなる関係悪化は確実となり、日本と韓国の関係悪化の波紋が来夏に東京五輪を控えるスポーツ界にも広がっています。
五輪ボイコットも現実味を帯びてきたのでしょうか。
韓国の民営通信社「ニューシス」では、日韓関係の緊張の高まりの影響により、バスケットボールやバレーボールなどで予定されていた親善試合や合同合宿が次々と中止になったことを報じました。
バスケットボールの韓国リーグ王者の蔚山現代は、日本での親善試合をキャンセル。
このほか仁川や、釜山、昌原のチームが日本での合宿を取りやめて、台湾や国内合宿に切り替えたといいます。
さらに、北海道で開催されているカーリングの国際大会に韓国女子2チームが参加を取りやめた問題で、韓国メディアは、日韓関係の冷え込みが辞退の理由だとし、大きく報道したことも波紋を呼んでいます。
日本カーリング協会の小高正嗣事務局長は、韓国の代わりに日本のジュニア2チームが参加するとし「それ以上の情報は持っていません」と言及。
また鈴木俊一五輪相(66)は「政治とスポーツは別というのが一つの考え方。今の2国間の状況を前提としてチームが参加しないことについては私としては大変残念」と語りました。
どうやら、両国の冷え込んでいる関係は、スポーツ界にも影響されているようです。
また、韓国紙「中央日報」は「東京五輪のボイコット?」との見出しで、
政界の話として「一部では2020年東京オリンピック(五輪)に打撃を与えるべきだという主張もある」と報道しました。
両国の対立が深まりつつあった7月には五輪ボイコットを求める請願が、青瓦台(大統領府)のホームページに提出されており、韓国側は不参加が国際社会へのアピールになると考えているようです。
この報道を受け、ネット上からは以下のようなコメントが寄せられています。
「歓迎したいと思う。頑張って欲しい。そもそも後味が悪いから彼らが五輪に参加すること自体問題がある。良い機会だからスポーツマンらしい振る舞いをするまで永久に出禁にしてもらいたいくらいだと思う。」
「ボイコットしてもらえると本当に嬉しいです!韓国には期待してます!宜しくお願い致します️」
「ぜひぜひ五輪をボイコットして欲しい。日本は健全な五輪を目指してるから。」
「それは問題ではなく、歓迎してあげないといけない。」