事故物件には極力住まない方がいいといわれていますが、家賃の安さや、いわゆるそっち系の「マニア層」には需要が高いのが事実です。しかし、練炭自殺の跡地にマンションを建てるのはやはり不適切といわれているようで、どうやらそこに住んだ人はどんどん死んでいくんだとか？

事故物件の情報提供サイト管理人が忠告？

2005年から事故物件の情報提供サイトを運営しているという大島てる氏。サイトを立ち上げた理由としては、不動産業において「告知義務」(借り主(買い主)にとって心理的瑕疵となる事項がその物件にある場合、貸し主(売り主)は必ずそれを事前に告知しなければならない)を果たさない業者が少なくないからとのこと。point 225 | 1

例えば、前の入居者がそこで自殺していたり、あるいはその部屋が殺人事件の現場になっていた場合、業者は契約が成立する前に、必ずその旨を伝えなければなりません。しかし、中にはそうした事実を隠して部屋を貸し出したり、売り出したりする酷い業者がいるそうです。

練炭自殺の跡地にマンションを建てるとヤバい？

大島氏が紹介する物件のひとつに、かつてマンションを建てる前に運営されていた有料駐車場があったそうですが、そこで練炭自殺が起こってしまったそうです。マンションを建てるつもりで土地を手にした所有者が、建設工事が始まるまでの間、そこを駐車場にして日銭を稼ぐ、といったことは特段珍しくはないようで、駐車場として貸し出していたその間に悲劇が起こってしまったのでした。point 254 | 1

事故物件掲載でマンションのオーナーからクレームが来る

大島氏はこのマンションを紹介する際、「この私有地で自殺があった」と事故物件としてサイトに掲載しました。しかし、その後マンションのオーナーから「写真の掲載をやめてほしい」と抗議があったそうです。しかし、マンションが建つ直前で自殺があったというのは事実であったため、掲載を続けていました。point 226 | 1

マンションに住んでいた小さな子供が死んだ？

その後も相手側からのクレームは続き、そのうちに「訴えるぞ」という強い抗議も届くようになったそうです。もしかしたら「今回は掲載を取り下げたほうがいいのではないか」と悩んでいたうち、とある日、そのマンションがテレビに映っていたそうです。ニュースの内容として、そのマンションにおいて、小さな子供が突然心肺停止に陥り、そのまま帰らぬ人となったといったものでした。報道によると、後に司法解剖を行っても、その子の死因は不明に終わったそうです。それ以降、オーナーからの抗議は無くなったとのこと。同じ敷地内で2人も死者が出たというのは果たして偶然といえるでしょうか？point 352 | 1

まとめ

最近では日本人だけではなく、安さを求め外国人からの需要も高い事故物件。しかし、事故物件に住むことで、このような原因不明の何かに襲われるかもしれないというリスクを、物件を探す前にきちんと考えた方がいいのかもしれません。