世の中には様々な難病を抱えながら生きている人もいます。しかし、体にちょっとした衝撃を加えることで死に至るという致命的な難病を抱えていたとしたら日常生活にも相当な支障をきたしてしまいます。そんな中、首を回すだけで死に至る難病を抱えている女性のエピソードが話題になっています。
首を回すと死に至る難病を抱える女性
それはイギリスでの出来事。首を左側に回すと死に至る難病を抱えている女性のエピソードがメディアで紹介されました。こちらの女性は2017年、自転車に乗っている最中に事故に遭い、ロンドンのとある病院に入院し、検診を受けた際に、自身がこのような難病を抱えていることを知ったそうです。検診の結果、大腿骨不安定、子宮頚部脊椎症など6つの疾患を抱えており、そのうち最も危険だったのが、脳が首側に陥没したことでひどい圧迫を受けていることでした。
突然体に起こった難病により、彼女は1ヶ月半で体重が40kg減り、1ヶ月に3回入院せざるをえませんでした。何よりも頭を左側に動かせば一瞬で死に至る可能性があるため、なるべく体に衝撃を与えないように日常生活を送っています。女性は万が一のために首にギプスをしていますが、これさえも首に負担がかかってしまうため、1日に4時間しか使用できないといいます。
手術することも難しい?
女性の家族はなんとかして彼女の病を治そうと多くの病院を訪れましたが、残念ながら手術が難しいとのこと。このような難しい手術は全世界でたった3名の医師しかできないそうです。さらに、医師はイギリスにはおらず、一番近いところでスペイン・バルセロナまで行かなければならず、手術費用も最低で17万4000ドル(約2500万円)必要だといいます。
このような事態に、現在イギリスでは「GoFundMe」(アメリカのクラウドファンディングプラットフォーム)を通じ、約15000ドルが集まったとされています。スペインでの治療を受けられることを夢見る彼女ですが、その反面「スペインまで行く飛行機の中で、離陸する時、また機内の圧力などで私の体がどうなるか、正直怖いです」と語っています。
まとめ
このように、世の中には難病により死を隣り合わせにして生きている人も大勢います。それでも自由な人生を取り戻そうと、女性は日々奮闘していますが、イギリス全土ではそんな女性のためにこのような募金が今もなされているといいますので、手術費用が集まり、無事にスペインで手術ができることを祈るばかりですね。
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