1月1日、天皇陛下国民へのビデオメッセージを公開しましたが、その際に皇后雅子さまも初めて同席されたことで話題になっています。コロナ禍ということもあり、新年の一般参賀なども自粛せざるをえなかったことからやむを得なくビデオメッセージでのご挨拶となったようですが、そんな雅子さまにエールの声が相次いでいます。
天皇陛下&皇后雅子さまが新年のビデオメッセージを公開する
元日に国民に向けたビデオメッセージを公開した天皇陛下&皇后雅子さま。コロナ禍である現在、毎年行われている新年一般参賀も自粛を余儀なくされた現在、ビデオメッセージでのご挨拶となったのですが、国民向けビデオメッセージというのは過去に上皇さまが2度行ったことがあります。
しかし、過去に皇后さまが同席するというのは初めてであることから国民からも大きな話題になっています。象徴天皇制である現在、皇室では国民との直接の交流を重んじるしきたりがあるのですが、今年は異例のビデオメッセージで、コロナ禍にて大変な状況である中、国民へメッセージを寄せています。
皇后雅子さまの現在の体調は好転している?
雅子さまといえば、ここ数年は体の不調に悩まされていましたが、2003年に帯状疱疹、そして適応障害と診断されてから公務などに制限を設けていましたが、これには過去に外交官として勤務していた雅子さまが窮屈な思いをしていたことが要因のひとつとして挙げられているようです。
外務省の職員として一生を捧げる思いがあったものの…?
1985年にハーバード大学を卒業した雅子さま。その後、1986年に東京大学法学部3年生に外部学士入学をしてますが、その年に外交官試験に合格したことで、1987年に大学を中退、外務省の職員として入省しています。本来であれば外務省に一生を捧げる覚悟であったそうですが、その後現在の天皇陛下と出会い結婚。皇室の世界に足を運ぶこととなりましたが、当初は「皇室外交の担い手になる」という思いもあり結婚に踏み込んだ様子。
しかし、いざ皇室に飛び込むと、理想とは異なる部分が多く、また皇室の旧来のしきたりについていくというのは容易ではなかった様子。現実的に考えて皇室には跡継ぎ問題があるため、外交官時代のように前に出る強い女性というのは通用しない部分もあったはずです。「世界的な視点で日本のために尽くしたい」という信念があった雅子さまにとって、多くの葛藤があったというのは想像に難くありません。
代替わり後はいたって前向きになっていた?
病気を発症して以降、公務をお休みすることが多かった雅子さま。しかし、昨年5月の代替わり後には心境の変化が訪れた様子。皇后となった雅子さまは気持ちが前向きになったのか、積極的に人と触れ合うようになった様子。これには公務先で笑顔で待ち受けていた人たちに刺激を受けたようです。
そのため、雅子さまはここ数年で皇后としての自信がついたようで、体調も好転するようになったとのこと。現在はコロナ禍ということもあり、積極的に公務に出る機会も少なくなりましたが、ビデオメッセージにて顔を出され、表情も穏やかだったことから気持ちに余裕が生まれているのかな、といった印象を受けますね。
まとめ
このように、ビデオメッセージに皇后さまが同席したことで、実に異例となった新年のあいさつですが、自身の体調も労いながら国民たちを気遣うそのお言葉には国民たちも勇気づけられているのではないでしょうか。雅子さまもくれぐれも無理はなさらないようにしていただきたいですね。