全国高校体育連盟（全国高体連）は26日、ウェブ会議による臨時理事会を開き、今夏に東北から九州の21府県で分散開催される予定だった全国高校総合体育大会（インターハイ）を中止すると決めました。
新型コロナの感染拡大の影響によって中止になるとのことですが、全国高校総体は30競技の高校日本一を決める大会で1963年から毎年行われており、中止は史上初めてとなります。
今年は東京五輪2020の開催が予定されていたため、競技会場や宿泊施設の確保が困難を理由に、高校総体は当初の北関東4県による開催を分散開催に変更していました。
しかし、全国各地での新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外出自粛の呼びかけなど、さらなる感染予防策が求められる中で、生徒らの安全を最優先するため、中止という苦渋の判断を下しました。
1963年から始まった全国高校総体の中止は初めてとなり、世間からは衝撃の声が上がっています。
また、今夏に東海地方で予定される全国中学校体育大会（全中）も中止される方針で、高校総体と同時期に行われる全国高校野球選手権（8月10日開幕）の開催判断にも影響する可能性があります。
新型コロナの終息が見えず、全国に緊急事態宣言が拡大した中で中止論が強まっていたが、それが現実となりましたね。
高校3年生にとっては集大成の日本一を目指す最後の舞台が、ただ単に勝った負けたではなく、新型コロナによって奪われたという最悪の形になりました。
こんなにも残念な形になるとは思いもしませんでしたが、このコロナ問題を教訓にして、若い皆さんには日本の未来をしっかり考えて欲しいと思いますね！