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個性派俳優山田辰夫 さん死去…代表作や人気作は?


個性派の俳優として数々の作品に出演してきた山田辰夫さんは2009年に都内の病院で53歳という若さで亡くなりました。この突然の訃報にたくさんの人々が嘆き悲しみました。山田辰夫さんは1975年に俳優としてデビューして以来映画に100本以上の出演を重ね、またドラマなどにもたびたび出演して存在感を放っていました。そんな彼の出演作品の中で代表作とは何なのでしょう。そして人気となっている作品はどんなものがあるのか気になります。

写真:blog.goo.ne.jp

◼︎山田辰夫さんの代表作といえばコレ!

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写真:yule.sohu.com

山田辰夫さんの代表作は1980年に公開された「狂い咲きサンダーロード」という映画です。これは暴走族映画でとても尖った作品だと言えます。今では考えられない暴言や描写なども多く一部の人たちの間でカルト的な人気を誇っている作品ですが業界からの評価はかなり高いです。あの北野武監督も「映画評論家と映画監督が選ぶトップ10リスト」の第9位にこの映画を選出しているほどです。
この映画で山田辰夫さんは主人公の仁という暴走族の特攻隊長を演じました。暴走族として誇りや生きがいを感じており度々さまざまな所と衝突するというかなり過激な役柄を演じています。特にバイクにまたがり道路を激走しているシーンなどは見ていて引き込まれます。また衣装も黒を基調としたものを着ていることが多くまた特攻隊のような服を着ている時もあるのですごく厳つい雰囲気を醸し出しています。さらに銃を乱射したり派手なアクションシーンもてんこ盛りとなっており見ていてハラハラします。また顔もかなり老成しており当時20代とは思えない雰囲気となっています。
そして彼はこの体当たりの演技が高く評価され第4回日本アカデミー賞・第5回報知映画賞・第2回ヨコハマ映画祭の各新人賞を総なめにし一躍スターダムにのし上がりました。こうして彼はトップ俳優になったのです。point 563 | 1

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写真:director.blog.shinobi.jp

◼︎山田辰夫さんの人気作とは一体何?

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写真:oricon.co.jp

山田辰夫さんの人気作となっているのが1984年に公開された「すかんぴんウォーク」という映画です。この映画は演劇、歌手、アイドルを志望している3人が夢に挫折しながら葛藤していき、それぞれの成功をつかんで行く姿を描いたストーリーです。
彼はここで歌手を志している貝塚吉夫という役を演じました。この役において山田辰夫さんは強烈なインパクトを残しています。まず貝塚吉夫は歌手を夢見て何度もレコード会社のオーデションなどを受けたりしますがなかなか上手くいきません。色々と試してみましたが結局彼は諦めてしまいました。そしてその後は過去のエピソードを売り物にした毒舌タレントとしてブレイクし地位を築きます。歌手になるという夢は叶わなかったものの毒舌タレントとして生計を立てることが出来るようになり成功を果たしました。
この物語は通常のサクセスストーリーとは違い少し現実的な部分も盛り込んでいる作品となっています。人生とは全て上手くいくものじゃなく、思い通りにならないこともあるという少し辛口な映画となっています。そしてこの映画で彼が演じた役がとても個性的で哀愁を漂わせておりこれが山田辰夫さんのファンの心を掴み人気となっています。また映画の中でスーツを着ている場面が多くとてもカッコよくビシッと決まっていてとても素敵です。point 567 | 1

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写真:middle-edge.jp

◼︎まとめ

このように山田辰夫さんは個性派の俳優として存在感を放っていました。これらの作品の他にも有名なヒット映画やドラマなどに多数出演しています。そのため映画やドラマ業界への貢献度は計り知れないものがあります。このように作品に演技というもので花を添えてきた山田辰夫さんですが2009年に公開された「沈まぬ太陽」が遺作となっています。この出演自体は極めて短いものの強烈なインパクトを残しています。これを見ると彼の演技力の高さに改めて驚かされます。そして山田辰夫さんの出演作品は色々とあるので興味のある人は見てみると良いでしょう。point 330 | 1

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