2019年10月1日から消費税率の引き上げとともに実施された「キャッシュレス・消費者還元事業」(以下、還元事業)ーー
これは、一部の店舗でキャッシュレス手段による決済を利用すると、ポイント還元を国が支援してくれる制度です。
キャッシュレス決済でのポイント還元制度がはじまったことで、クレジットカードやQR・バーコード決済などを使う機会が増えたという人は少なくないでしょう。
しかし、一方で頑なに「現金派」の人もいるようで、このことについて、
『はてな匿名ダイアリー』に投稿された「部下がキャッシュレスに無関心すぎる」というトピックが今、ネット上で話題になっています。
投稿された内容によりますと、投稿者がある日の仕事帰り、会社の部下とキャッシュレスの話をしたといます。
その部下はキャッシュレス決済にどうやら無関心のようで、
普段使用している『Suica』について「定期としてしか使ってない」と話したそう。
クレジットカードについても同じく関心はないようで、クレカ決済をすると「借金が親にバレるとヤバイいんで」と一言放ったといいます。
さらに投稿者は部下に、ネットの支払いが面倒ではないかと指摘したところ、
「リボ払い?が怖くないすか?とりあえず持たないようにしてんすよ」と不便さを理解しつつも持たないようにしている様子を見せたといいます。
部下の話を聞いていくと、どうやらそもそも電子マネーに興味がないようで、
「チャージ的なことしても仮に使わなかったらチャージしたぶん損じゃないすか?」
「使える所ありきで無駄な買い物することになりません?」と話した部下。
会社の飲み会で割り勘をする際には、キャッシュレス決済でポイントを貯めたい人に現金を渡しているよう。
それでは損をしているのではないか、と投稿者は指摘するが、
部下は「いや、こういうので貸しがたまるんで別にいいんすよ」
「こういう信頼関係みたいなのもある意味キャッシュレスって言ったりしないんすかね」
と気にしていないと話したといいます。
キャッシュレス決済が普及してきた中でも、よくちまたでは、
「クレジットカードを使っている人はいくら使ったか把握できてない」や
「現金派の人はお金の収支管理ができているから貯金できている」といった話をまだ聞きます。
一方、QR・バーコード決済が使える店舗を探したり、キャッシュレス決済でコツコツとポイントを貯めたりしている人からすれば、
部下の価値観は理解しがたいものかもしれないですよね。しかし、この投稿には、
「マネーリテラシーが低そう」といったコメントが見られました。
一方で、キャッシュレスについて考えた末に手を出さないという判断を下した部下に、
「賢い人だと思った」「こういうのも価値観の一つ」と共感する声も寄せられているようです。
現金派・キャッシュレスどちらにも利点はあるかとは思いますが、
キャッシュレス決済にせよ、現金支払いにせよ、あくまで選択の一つです。
皆さんもこの際に一度、どちらのほうがお得なのかなど、考えてみるのはいかがでしょうか?