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冬に増える!足の指がつる時に考えられる原因


1日歩き疲れてようやく寝ようと布団に入った瞬間に、足の指がつってしまったという経験をしたことがある人は多いものです。冬になると足の指がつるという人も多いことでしょう。足の指がつることは急に発生することであり、強い痛みを伴うので、驚く人も多いでしょう。そもそも足がつるという状態は、何らかの原因によって筋肉が萎縮して痙攣している状態を表しています。自分の意志とは無関係に急に発生するため、かなりの衝撃と言えるでしょう。


写真:heart-kairo.com

足の指がつる時に考えられる原因としては、病気が原因の時と、病気以外が原因の場合があります。まず病気以外の原因のケースとしては、一番多くみられる原因が筋肉疲労です。いつもよりも歩き回ったり、たくさん運動をして筋肉を使った場合に、一時的なことですが筋肉と神経の連携がスムーズに行われないことがあります。足の指は、体の中の一番先端部分であるため、十分な栄養が行きわたりにくい分と言えるでしょう。そのため筋肉が疲労してしまうと、足の指に最も痙攣が生じやすくなるということです。そして栄養バランスの乱れも原因となります。筋肉の伸縮を調整する役割を果たしているのが電解質です。電解質はカルシウムやマグネシウムなどで、筋肉の働きには非常に重要な役割を果たしています。この電解質が不足したり、水分が不足することによって電解質とのバランスが悪くなると、筋肉は正常に機能しなくなってしまいます。偏った食事をとるなど栄養バランスが乱れた場合や、大量に汗をかいて栄養のバランスが崩れることもあるでしょう。このような場合には食生活を見直したり、十分な水分補給ができていたか再確認する必要があります。point 554 | 1

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写真:matome.naver.jp

次に冷え症や血行不良によってつることもあります。血行不良に陥ると、足の指まで十分に血液や栄養がいきとどかなくなります。冬場は特に、血行不良を解消するための対策が必要です。足を温めたり、お風呂にはいったときにはゆっくりとマッサージをすることが効果的です。

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写真:toyokeizai.net

そして服用している薬の副作用ということも考えられます。薬の副作用と聞くと、頭痛や吐き気、じんましんなどを思い浮かべる人も多いかと思いますが、副作用の一つに足がつるという症状も含まれています。特に高血圧の人は、血圧を下げるための薬を服用します。この薬を服用することで血圧が下がり過ぎてしまうと、足の指まで筋肉の働きに大きくかかわっている電解質がいきとどかなくなってしまいます。このような一時的な筋肉疲労や栄養不足であれば、生活習慣を見直したり休息をとることで問題が解決するでしょう。しかしなかなか問題が解決しなかったり、繰り返し何度も足の指がつる症状が出る場合には、病気が原因となっている可能性も考えられます。point 377 | 1

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写真:filial-t.net

その病気の一つが糖尿病です。足の指がつるという症状だけではなく、手足のしびれを感じたり、のどが渇くということも併発していれば、糖尿病が原因である可能性があります。糖尿病の合併症の一つに神経障害と呼ばれるものがありますが、この特徴として足がつる症状も含まれています。この症状は一時的な筋肉の痙攣ではないため、糖尿病の治療が必要となるでしょう。

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写真:www.kango-roo.com

そして閉塞性動脈硬化症です。この病気は足の血管がつまり、足の指まで十分な栄養がき届かなくなるものです。ふくらはぎがつる症状がよく見られるようになりますが、足の指がつることも見られます。そして椎間板ヘルニアです。椎間板ヘルニアになって神経が圧迫されると、血液の循環が悪くなります。これによって元から血液が届きにくい足の指への栄養が届かなくなり、足の指がつる症状がたびたび見られるようになります。
足の指がつる原因は様々ですが、一時的なものであれば、医療機関を受診する必要はありません。しっかりと休息をとったり、普段の生活習慣を見直し、血行を良くする工夫を行うようにしましょう。point 362 | 1

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