映画を見ていると、笑ったり泣いたりしてさまざまな感情を持ち、楽しむことができます。その日の気分によって、どんなジャンルの映画を見るのか選ぶのも楽しいでしょう。今回は、おすすめの泣ける映画をご紹介していきます。
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「火垂るの墓」
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この映画は、スタジオジブリが制作した作品です。原作は、野坂昭如の短編小説で、戦争で実際に体験した話をベースに作られています。厳しい戦時中に、たくましく生きている兄妹の物語です。主人公である兄は、両親がいないなかで幼い妹のために精いっぱい奮闘する姿は感動的です。食べ物が手に入らなくなっていき、どんどん体が弱っていく妹の姿にも、涙を流さずにはいられません。兄を信じ、帰りを待って一人で遊んでいる妹の回想シーンも必見です。この映画は、戦争について考えるきっかけになるでしょう。また、今ある幸せを大事にしようと思えるはずです。
「そして父になる」
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この作品は、第66回カンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞しています。エリートで仕事熱心な夫と、子育てに奮闘している妻のあいだにいる息子が、実は出生時に取り違えられていたということが発覚してストーリーが始まります。相手側の家族との交流を深めるなかで、血のつながりか、今まで一緒に過ごしてきた時間か、答えがでない問題について考えていく夫婦の姿は、見ている人の胸にもぐっとくるはずです。今まで子育ては妻任せにしていた夫が、だんだんと子どもに対しての愛情を育んでいきます。そして、最後に出した夫の答えに涙があふれることでしょう。親子について考えさせられる泣ける映画です。
「Love Letter」
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この作品は、婚約者を亡くした女性が、返ってくるはずのない彼への手紙を出したことからお話が始まります。彼と同姓同名の「藤井樹」という女性との手紙のやり取りで、彼がどんな人だったのかを知っていきます。中学校時代の回想シーンは、甘酸っぱくてどこか懐かしい気持ちにさせてくれます。最後に明らかになる、彼が自分と同姓同名の女性に対して隠していた想いに、涙が出てきます。この映画を見たら、自分の大切な人を思い出し、会いたくなることでしょう。そして、自分の本当の気持ちをきちんと伝えたいと思えます。
泣ける映画を見てリフレッシュしよう
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おすすめの泣ける映画を3つご紹介してきましたが、それぞれ違った意味で泣くことができる作品です。たくさん涙を流して映画を見終わったあとは、不思議と心も軽くなり、リフレッシュできることでしょう。ぜひ参考にして、気になった映画を見てみてください。