石田純一は「不倫は文化」という発言によって、世間からバッシングを受けたことで有名です。この「不倫は文化」という発言には、どのような真意があったのでしょうか。
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石田純一について
石田純一は、1970年代に学生結婚をしています。その後、演出家を目指して演劇を学ぶためにアメリカへ渡り、東洋哲学に傾倒。アメリカ滞在中に離婚をします。そして日本に帰ってきてから演劇研究所の研究生になり、俳優としてデビューしました。1988年にドラマ「抱きしめたい」に出演し、トレンディ俳優として人気者になります。そして、バブル時代を代表する俳優として活躍しました。
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1988年に女優の松原千秋と再婚をし、1990年に女の子が生まれます。現在は「すみれ」という名でモデルや女優など芸能活動をしています。そして1996年に雑誌「フォーカス」に、ファッションモデルの長谷川理恵との不倫をスクープされました。この時のインタビューで、「不倫は文化」と発言したことが報道されたのです。
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「不倫は文化」と発言した石田純一
当時、石田純一は長谷川理恵と長く交際していたことで、マスコミに追及されました。現実には、石田純一は長谷川理恵だけではなく、その他にもたくさんの女性と恋愛し、不倫をしてきたといわれています。
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そしてこの時、マスコミに追及された石田純一は、不倫という忍ぶ愛から生まれる音楽、小説、文化があるという意味を込めて、この「不倫は文化」ということを言いました。実際には直接そのように言ったわけではなく、報道する時にこのような「不倫は文化」という見出しになっていたことから、この言葉がひとり歩きをするようになったのです。
「不倫から生まれる芸術や文化がある」
そして「不倫から生まれる芸術や文化がある」という言葉は、石田純一が女優の川島なお美から聞いた言葉といわれています。
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川島なお美というと、「失楽園」などの不倫小説で知られる渡辺淳一と親密なことで知られ、このような言葉を口にするのは納得ができます。思い通りにいかない不条理な恋愛が、人を感動させる小説や映画になるということがあり、不倫は人の心の奥深くにある感情や欲望、幸福や不幸などを表現するテーマになるものです。
石田純一の言葉
このように、世間から大バッシングを受けることになってしまった「不倫は文化」という言葉。
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それは「人生という物語のテーマとして、音楽や小説など文化を生み出すものとして尊いもの」という真意があったのです。川島なお美の言葉として考えると、その真意がとてもよくわかります。それを当時プレイボーイとして有名だった石田純一の言葉として報道されたことで、世間から「開き直り」のような悪いイメージとして捉えられてしまったのですね。