X
    Categories: ISSUE

‟病気”の弟のために一日30円の生活を続けた、24歳の姉を襲った悲劇とは….!?


世界には日本よりもさらに貧困に悩んでいる国がたくさんあります。GDP世界2位に躍り出た、同じアジアの中国は貧困問題が特に深刻です。病気の弟を抱えていた姉が、生活費を切り詰めた結果、栄養失調となり自分が病院へ運ばれてしまったというニュースが報道され、貧富の格差が拡大していることが浮き彫りになりました。

point 0 |
ニューズウィーク

中国で大学に通う24歳のウー・ファイエンさんは幼い頃に母親を亡くし、2014年には頼りにしていた父親までも肝硬変で亡くなってしまいました。ウーさんは父親を亡くして以降、祖母から生活費を支援してもらいながら弟と一緒に暮らしていました。また、叔父夫婦からも生活費300元(約4600円)の支援を受けていたといいます。ウーさん自身は、大学内で給水器の掃除と講師のアシスタントのパートタイムをして月に600元(約9200円)の収入を得ながら、学生ローンを払って大学に通っていたそうです。point 297 | 1

ADVERTISEMENT

しかし、弟は精神的な病を抱えており収入のほとんどを弟の治療費に充てていたそう。彼女の食事は一日に1個のパンか唐辛子をかけたご飯のみで、一日2元(約31円)に生活費を切り詰めで暮らし、そのような生活を5年も続けていたというのです。

ADVERTISEMENT
point 0 |
gettyimages

しかし先月、ウーさんの体に異変が。突然、呼吸困難に陥り、病院に入院することになってしまったのです。この時のウーさんは、十分な栄養を摂っていなかったため痩せ細り、体重が47ポンド(約21キロ)しかなく、身長は135センチほどだったそう。それに、心臓と腎臓に疾患があることが分かり耳鳴りや不眠症にも悩まされ脱毛の症状により眉毛は抜け落ちていたそう。point 233 | 1

ADVERTISEMENT
point 0 |
Guiyang Evening News

今回、このことが中国国内で報じられると、ウーさんに対して支援の声があがり、地元の村人達は3万元(約46万円)の寄付金とウーさんの大学の教授やクラスメートから4万元(約61万円)の寄付金が集められました。さらに、政府関係者は、ウーさんがかつて国から1か月あたり300~700元とみられる最低限の補助金を受けていたと声明を出しており、今回緊急救援基金2万元(約30万円)を受け取ることができるということです。point 270 | 1

ADVERTISEMENT
マネーフォードクラウド

他にもウーさんを心配する人達のSNSなどの呼びかけで寄付金が約80万元(約1230万円)も集められたといいます。しかし、ウーさんが住んでいる中国の貴州省は国内でも貧しい省のひとつと言われているようで、このようなケースは「氷山の一角だ」との声があがっています….。

ADVERTISEMENT
NAVERまとめ