新型コロナウイルスでアプリなどを用いた出前の需要が高まっていますが、その一方で頼んでもいないメニューが毎日家に配達されては代金を請求されるといった嫌がらせに遭った方もいるようです。
新婚夫婦の元に注文をしていないメニューが毎日配達される
それは韓国での出来事。2018年、当時結婚して間もない夫婦がある日を境にイタズラ電話が毎日来るようになったとのこと。さらには注文していない食事が毎日配達で届けられては代金を請求されるといった悪質な嫌がらせも日常茶飯事で、夫婦はこのような生活が2年もの間続いたとのことです。
加害者側は夫婦に対し、この2年間で100通以上もの嫌がらせをし、出前を配達させたようですが、これにより精神的苦痛を覚えてしまった夫婦は犯人探しに乗り出すことに。韓国のドキュメンタリー番組にて情報提供を呼びかけ、番組側が嫌がらせの当事者を探した結果、ひとりの男が特定されることとなりました。
男はなぜそのような嫌がらせをした?
男の正体はなんと、夫側の中学校時代の同級生で、当時夫側からいじめに遭っていたと主張。SNSを通じ、夫の連絡先を知ったことで今回の嫌がらせを思いついたようです。男はこの事実を認め「俺に被害を与えておいてのうのうと生きているのが許せなかった」と語っています。
男が成人した今でも嫌がらせをしたいと思うほど夫側を恨んでいたということは、よっぽどひどいいじめを受けていたのかな、と思わざるをえませんが、これには夫が「申し訳ない」と謝罪。騒動は収束したようですが、過去に受けた良くない出来事というのは時にはこのように復讐心に変わってしまうこともあるようですね。
まとめ
このように、過去にいじめに遭った出来事が忘れられず、2年間にわたりイタズラ電話、さらに出前の配達といった嫌がらせをしていた男の行為は決して許されることではありませんが、いじめの加害者側は軽い気持ちであっても、被害者側にはトラウマになってしまうということもよくある話です。そのため、今回は夫側も被害者側の気持ちを理解したようです。